4)戦術

主に目指すものは「タイミング」をコントロールすることです。五輪書などには「拍子」と表現されていますが、相手を欺く最も有効な手段です。

1.相手のタイミングにはまらないこと。
特にサービス場面ですが、相手の構えにつられて構えてしまうと、タイミングを外されることがあります。自分のタイミングを保ちながら、相手に合わせることのないよう気をつけます。

2.相手のタイミングを外すこと。
サービスを打つ場合、タイミングを読まれては先手を取られてしまいます。相手の呼吸、姿勢、構え位置などを考慮し、強さ、コース、高さに変化をつけタイミングを外します。

3.ショットとフットワークの緩急で、より速く、より遅く感じさせること。
速いだけのショットではタイミングを読まれてしまいます。また、飛びついて速いタッチばかりでもインパクトのタイミングが読まれてしまいます。緩いショット、飛びつかずに相手に待たせるインパクトなどもタイミングを外す要素です。

4.不利に持ち込まれているキーストロークを見つけること。
ラリーが終わる原因は最終ショット以外にも存在します。その原因となるキーストロークを相手、自分の中に見つけ対応をします。

5.相手のショットよりも精度、強さで上回らなければ勝てないわけではないことに気付くこと。
相手のショットよりも良いものを目指すと、それにこだわるあまり集中力が乱れ、自分のプレーができなくなってしまいます。自分のプレーバランスを大切にする事が大切です。

6.サービス時は構える前からの準備動作が、サービス、リターンに影響するということ。
サービス時は構える前から呼吸を整えるなどの普段行っている準備動作を行ってから位置につくことが大切です。

7.一度の失敗であきらめないこと。
長所を引き出すためのアプローチは一通りではありません。一度の失敗でショットを消去してしまってはラリーイメージが作れません。色々な試みに挑戦する勇気が必要です。

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