リハビリ
肘のリハビリが続きます。基礎トレーニング(自称)を行った後、フィットネスボール(1kg)による肘、肩のインナーマッスルトレーニング、2kgの鉄アレーによるアームカール、5kg鉄アレーによるリストカールを行います。時間があれば、ランジ、フットワークをします。まだ羽を打つことはできません。
今日はしっかりと素振りを行いました。フォアハンドのオーバーヘッド、アンダーハンドは大丈夫でしたが、ハイバックの素振りではやや肘が熱を持つことがわかりました。まだまだ、triceps(上腕三頭筋)が弱い事に気付かされます。来週末は診察時にレントゲン撮影を行います。異常がないよう祈るばかりです。サウスポーでのゲーム10連敗中(;;) |
試合
今日は生徒の公式試合がありました。ベスト8からはすべて同校同士の対決となってしまいました。その中で勝敗が決まり、勝って喜ぶ姿や負けて落胆する姿などが見られました。しかし、コーチとしてみんな何らかの形で携わってきた選手達です。中には相手選手に対して威嚇するように声出しをする選手も見られました。なんとなく悲しい気分にさせられました。力を出せた選手、出せなかった選手など色々であったと思います。結果によって3年生などは進路なども関わってくるのでしょう。勿論勝つために日々練習しているわけですが、なぜかこの試合が終わるたびに切ない気持ちにさせられます。
勝って何を得るのでしょうか・・・。負ければ何かを失うのでしょうか・・・。 |
ハイバック考…主導筋は三角筋か!?
ハイバックでは肘伸展で打つのではなく、上腕の外旋運動、前腕の回外運動が重要です。しかし、ラケットヘッドを前方向へ持っていく運動で外旋運動を行いますが、この運動に関わる筋肉は、「棘下筋」「小円筋」です。勿論この筋肉を鍛えれば強い外旋運動ができるはずですが、これらの筋肉だけで外旋運動するのではないと考えられます。
外旋運動が行われる前を見てみると、肩関節の外転運動が行われています。この肘を挙上する運動では三角筋が使われます。この筋はとても大きく、速く強い運動をすることができます。 ハイバックショットでは、肩関節の外転(肘挙上)運動を強く行い、その後、肘をゼロポジションで固定します。固定することから上腕の外旋運動が誘発され、さらにリストスタンドにより前腕の回外運動が誘発されインパクトを迎えます。つまり、意識すべきところは、「肘関節をある程度曲げ、リストスタンドしておく」、「三角筋による肘の挙上を強く行う」、「肘をゼロポジションで止める」、「インパクト瞬間に強く握る」であると考えます。外旋、回外運動に関わる筋肉はさほど意識されず、運動は誘発的に起こるものであると考えられます。 図解詳細はこちらからどうぞ |
術後2ヶ月
手術から2ヶ月が経ちました。少しずつ回復の兆しが見られるようです。しかし、少し調子に乗って右手でラケットを振る日がありました。案の定、翌日は肘が熱く炎症を起こし・・・。リハビリでも「申し少しの我慢を」と諭されました。
今日は、総合体育大会がありました。エントリーのみの気持ちでしたが、生徒も出場するので、ついでにシングルス、ミックスダブルスともに出場しました。サービスは右手で行い、後は左手で・・・。ともに勝てませんでしたが、いい汗をかきました。生徒は3位に入る大健闘でした。 |
術後1ヶ月
「肘部管症候群」に対する「尺骨神経前方移行術」を受けてから1ヶ月あまりが過ぎました。以前は親指の力が入りにくかったのですが、親指でも車のキーを回せるようになり、握力も20kgくらいだったのが30kg近くまで回復してきました。小指側の麻痺はまだ続きますが、神経の回復は1日1mm程度という事を聞きました。肘から小指までは30cmくらいありますので、約一年ということになるのでしょうか。握力は戻りつつあるので夏ごろにはラケットを振れるようにしたいと思っています。ただ、神経には血液の循環がかなり影響を与えるということなので、無理をして炎症を起こすと元も子もないのであせらずに、トレーニングしていきたいと思っています。
昨日はエントリーのみにで棄権しようと思っていたシングルスの試合だったのですが、2週間の左の練習成果(笑)を試したくて出場しました。右利きでのイメージを左に持っていくのにはなかなか時間がかかりそうです。体力も2〜3倍使っているような気がします。結果は7-21、3-21。真剣にお相手してくださった選手に感謝です。いい経験となりました。 |