定期考査中です。このところ教室での授業に行き詰まりを感じていて、生徒たちのモチベーション向上について悩み中です。昨年度の3学期は「工作」を取り入れて授業を試みましたが、やはり教科の特色が入りにくく今年度はまたもとの状態に戻ってしまっています。午前中授業日があったので休暇を取り映画を見に行きました。一人での映画は開放感がありいい気分転換になります。しかし、2本は多かったか・・・目が疲れてしまいました。
映画館の近くに大きな書店があります。2本目の映画までに時間があったので本を探索。スポーツコーナーの方からビジネス実践、自己啓発、哲学等歩きながら、なかなかピンとくるものに出会いません。
「今日はまだそのときではないのかも」
とあきらめかけていた時に、ふと目にとまったのが、
「伝説の灘校教師が教える 一生役立つ 学ぶ力」橋本 武著

でした。天外伺朗氏の書籍を参考に「フローに入るまで遊ばせる」授業を工夫しようと試みましたが、「銀の匙」を用いた先生の授業の方法はテレビで見ただけで書籍を読んだことはありませんでした。
「これしかない」
ためらわず購入。
「授業とは教科を教えるのではなくその人の志を伝えるものである」
語句は違いますがこのような言葉が書かれてありました。
どう伝えるか...そもそも強い志はあるのか...猛省です。
モチベーションを下げてしまっている生徒に不満ばかり言ってないか...升田幸三名人は著作で自身に対する様々な批判を「鍛えてくれる」と表現します。もはや勉強させてもらっているのは私の方なのでしょうね。
「銀の匙」の授業をどう「英語」につなげられるか(私は英語教諭です)。灘高校卒業生の木村達哉氏の「ユメタン」「ユメブン」がもしかしたらヒントになるかもとその日は遅くまで思索に耽っていました。