体正面のゾーン
少しずつ体育館も過ごしやすくなってきましたが、関西は湿気が高くまだまだ滝のように汗が吹き出ます。体も汗を出しやすい体質を維持しているためか、ちょっとの運動でサウナ上がりのようになっています。さて、生徒たちは週末の全国大会に向けて練習していますが、キャプテンが代わり掃除等もしっかりと分担して出来ているようです。私はもっぱら靴揃え係なので朝、体育館に着くと靴箱の前で靴を整理しています。
さて、最近は、「強く、素早く動き出す」なんてイメージで動くと、かえって動き出しが遅れたり、打った後の次の動きで足が出ないということが起こります。やはりそれはバランスを崩しているということですね。シャトルの後ろに入って打ち出すことはとても大切なことですが、そうはさせないと相手もこちらの動きを止めてくるのは当然の戦術です。そのように遅らされても、少しでもシャトルを後ろから打ち出すようにと、半身で体を開く時に右肩甲骨を引きながら左肩甲骨を前に出し、インパクトに向かう局面でその逆を行うようにストロークすると、脊柱の軸回転運動にさらに力が加わるような感覚があり、ショットも少しパワフルになる時もありました。もちろんタイミングが大切なのでそれだけが強いショットを打ち出すコツとは言い切れませんが。 また、両肩の2点と体の正面の1点を結ぶ二等辺三角形をイメージし、正面の1点で作業をすると安定します。この三角のゾーンは脳外科医の林成之先生の著書にも書かれてあったことですが、バドミントンに応用できないかと常に考えていました。特にラウンドや頭の真上のシャトルに対してそのような二等辺三角形を作るのは難しいと考えられますが、そのゾーンを作るためには体をある程度反ることによってその形に近づけることができるようになりました。今までは当たり前に体を反れていましたが、やはり体の固さとともにそういうことまでも出来なくなっているようでした。どのようなシャトル位置においても出来るだけこのゾーンを崩さずにインパクトすることはショットの安定につながるものと考えられます。 病院に行って股関節をみてもらいました。軟骨等には異常がないのですが、球関節には少し異常が見られたようです。しかし、これは今に始まったことではないのでリハビリをするしかないようです。とりあえず週末の試合が終わるとゆっくりと療養したいと考えています。 |