反省・・・そして選択
4月のインターハイ予選から合宿、遠征、インターハイ、近畿大会府予選、全国私学大会、全日本ジュニア、国体と立て続けの試合もちょっと一段落で、次の試合は来月半ばの近畿大会です。期待されながらも不安な日々が続き、学校対抗的な優勝は出来なかったものの、ひとまずやれるだけの結果がついてきたものだと思っています。先日は祝勝会なども開いていただき、色々な人からお祝いのメッセージをいただきました。結果が出れば出てくるようなイメージもありますが、やはり色々な人に支えられての部活動であると思いました。生徒との間に挟まれながらどうあるべきかを常に考えていますが、そのこだわりももしかすると押し付けになってしまうかもしれません。しかし、先人の教えは私の心の支えとするところ。自己流の勝手な解釈にならないようによくよく内省しなければならないと思います。そんな中、為末大さんブログを発見しました。そこにはトップ選手として、指導者としての視点からの話が語られていました。非常に深いところまで考察された内容に感動するとともに、まだまだ自分の未熟さに気づかされました。色々な人がいろいろな立場で気づかれているのを目の当たりにすると、いったい自分は「何をするために生まれてきたのか」を常々考えさせられます。先日、両親と話す機会があり、「生徒さん頑張ったね。東京オリンピックに出るのを見られたらいいのに・・・・」と父が話していました。ついつい私は「自分(私)がその時まで生きていたらいいんだけど」と口に出してしまいました。その時まで生きている保証はどこにもないという意味だったのですが、そういう気持ちは忘れてはならないと思っています。人は周りからの色々な、とても大きな影響を受けながら、生かされています。しかし、「自分が生きている」というような傲慢さはやはり心の奥底にあるもの。そういう自分の姿が祝勝会の少々お酒が入った時に見え隠れしてしまいました。いやはや...お許しを...。
さて、全日本シニアまであと1ヶ月となりました。全国のシニアはほぼ全開で調整に入っていることでしょう。私も負けじと皆さんについていきたいと思っています。生徒のうちの2人も世界ジュニアに向けて出発しました。試合ばかりでなかなか休めないと漏らしていましたが、そういう時ほど充実しているもの。それ自体が報酬であるとも為末さんは仰ってました。世の中は無常であるが意味のないものは一つもない。あらゆる選択を諦めて今の自分があるが、それが自分が望んだ人生。しっかりとせねばと感じています。 |