日本マスターズと全日本ジュニア
先々週末は高校生は全日本ジュニア大会で石川へ、私は日本マスターズで福岡に行ってきました。代表生徒は体に少し不安を抱えながらの大会でしたが、初日(14日)を終えてダブルスは一つがベスト4に残り、惜しくももう一つは勢いのある一年生ダブルスに負けベスト8止まりでした。私の方は予選リーグで岡山県と韓国との対戦でした。この大会は年代別に40、45、50歳代の3つのダブルスで勝敗が決まります。岡山県戦では緒戦でもあったため力が入ってしまい、レシーブが思うように奥まで返りません。前に詰められて打ち込まれるという何ともふがいない内容でした。1ゲームを半分くらいで落とし、「おいおい・・・」というチームからの雰囲気も、とにかく相手に付け入るところをなんとか探していると、独りが息が上がってきているのが見えました。気温は30度を超えていたため体育館はなかなかの暑さになっていました。ロングサービス!!もうこれで揺さぶりをかけてなんとかファイナルゲームへ。ようやく固さがとれてきたのか、相手の疲れも功を奏し2−1で勝利。その後の45、50代も勝ちリーグ戦初勝利。ほっと一息でした。続く韓国戦は....ビビってましたが少しレベルが低かったのでゆっくりと出来ました。初日は2勝で終えることができました。試合終了は21:30という信じられない時刻でしたが...。
2日目(15日)は全日本ジュニアはシングルス。有力1年生は惜しくもファイナルで初戦敗退。2年生の一人も同様にファイナルで敗退しベスト16。しかし、残る2人の2年生はベスト4まで残っていました。一安心です。私の方は予選リーグ2勝同士の福岡県Bとの対戦。しかし、この日はなぜかシャトルもよく見えてレシーブで押すことも出来、40代は勝利。後もなんとか一つとり決勝トーナメント進出が決定。しかし、トーナメントの初戦は石川県。元インカレチャンピオンやシニアトップクラスの選手がぞろぞろです。過去何度も優勝しているチームなのでここが勝負と皆さん話してました。決勝トーナメントは順番が変わります。50−45−40の順で試合をします。しかし、ここで50代、45代が絶好調!素晴らしい集中力で40代までまわさず2−0で試合を決めてしまいました。ベスト4に残り最終日へ。 3日目(16日)準決勝は千葉県を破り勢いに乗っている愛知県。40代と45代が2コートで同時に試合が始まりました。しかしッ!!ここに来てまたまた気負ったのかプレーが固い!エラーとアタックで押し込まれ1ゲームを落とします。何じゃこれは?と思うくらいの内容にそわそわしていましたが、「とにかく後ろから打たせよう」とのアドバイスに高く奥まで上げるということを実行しました。隣では先行していたものの45代も1ゲーム目を落とします。むむッ!ヤバい!と思いましたが、とにかく自分のコートに集中。2ゲーム目に入り相手の一人に息の上がりが徐々に見えてきました。チャンス!とばかりに平行に押し込むところを敢えて高さをつけてロビング。これが思いきり効果を発揮し、さらにレシーブでも前へ出ながら沈めることができました。「もう大丈夫!」と心の中で感じ2ゲームを取りファイナルへ。ファイナルゲームは前から押し込まれても引かずに押し返すことができ、勝利しました。残念ながら45代はファイナルで破れてしまいましたが、50代は奮起して勝利。決勝へ! 相手の富山県はだいぶ前に終わっていたため十分に休憩していましたが、こちらは20分弱の休憩。最後は3面同時に試合が入ります。もはや最後の試合、力むこともないくらい疲れもあったので、とにかく集中のみ。相手は背も高く力も強い強豪です。しかし、そこはやはり40代。遠いところの球に対してはバランスを崩すこともあります。力勝負に持ち込まれないように注意し、奥から攻めさせながらじっと我慢のプレーでした。ペアも焦らずに大きくリターンし、長いラリーが続きます。競り合いながらも1ゲーム目を取りました。隣では50代が劣勢、奥ではほぼ同時に45代が1ゲーム先取していました。2ゲーム目。相手はレシーブから押し込んできて力勝負を仕掛けてきます。何度か圧倒的に押し込まれますが、そういうこともあるとすっと流しながら、とにかく我慢。45代が勝利しこちらのコートサイドへ。徐々に差が開き20−13まで勝利まであと1点。しかし、しかし!!ここで何か別のプレッシャーが襲ってくる予感がしました。「優勝」の二文字です。こちらから打つ球に力が入りスマッシュのバックアウト、相手レシーブのネットインなど徐々に詰められます。20−18。もう・・・頭が・・・・の状態でした。難しいです。団体戦のプレッシャーは個人戦よりも大きいものなのかもしれません。もはやこの1点が取れる気がしないのです。「大丈夫!」と周りからの応援もあまり耳に入りません。「とにかく結果よりも勝ち方に拘るのだ!!」と心で叫び、サービスを押し込む振りをしてサイドへ散らすと球が上がってきました。よし!と前衛で待っていると相手のレシーブが少し甘く返ってきました。チャンス!とばかりに後ろに下がりながらジャンピングアタック!もう大声で叫んでいました。1本目は返されるものの、次はさらに前からアタックできる球が。シャトルしか目に入りませんでした。2本目の連続スマッシュ!決まった・・・!!! 初出場でしたが素晴らしい結果に終わり感動でした。観客席からは対戦した愛知県の方からもおめでとうと声をかけられ、うれしさが倍増でした。次も機会があれば出場したいと思います。 さて、帰りの新幹線で全日本ジュニアの結果を見てみると、シングルス、ダブルスともに優勝!2冠の達成にやるなぁ〜の一言でした。これからも生徒と同じ方向を見て進んでいきたいと思います。 |
体正面のゾーン
少しずつ体育館も過ごしやすくなってきましたが、関西は湿気が高くまだまだ滝のように汗が吹き出ます。体も汗を出しやすい体質を維持しているためか、ちょっとの運動でサウナ上がりのようになっています。さて、生徒たちは週末の全国大会に向けて練習していますが、キャプテンが代わり掃除等もしっかりと分担して出来ているようです。私はもっぱら靴揃え係なので朝、体育館に着くと靴箱の前で靴を整理しています。
さて、最近は、「強く、素早く動き出す」なんてイメージで動くと、かえって動き出しが遅れたり、打った後の次の動きで足が出ないということが起こります。やはりそれはバランスを崩しているということですね。シャトルの後ろに入って打ち出すことはとても大切なことですが、そうはさせないと相手もこちらの動きを止めてくるのは当然の戦術です。そのように遅らされても、少しでもシャトルを後ろから打ち出すようにと、半身で体を開く時に右肩甲骨を引きながら左肩甲骨を前に出し、インパクトに向かう局面でその逆を行うようにストロークすると、脊柱の軸回転運動にさらに力が加わるような感覚があり、ショットも少しパワフルになる時もありました。もちろんタイミングが大切なのでそれだけが強いショットを打ち出すコツとは言い切れませんが。 また、両肩の2点と体の正面の1点を結ぶ二等辺三角形をイメージし、正面の1点で作業をすると安定します。この三角のゾーンは脳外科医の林成之先生の著書にも書かれてあったことですが、バドミントンに応用できないかと常に考えていました。特にラウンドや頭の真上のシャトルに対してそのような二等辺三角形を作るのは難しいと考えられますが、そのゾーンを作るためには体をある程度反ることによってその形に近づけることができるようになりました。今までは当たり前に体を反れていましたが、やはり体の固さとともにそういうことまでも出来なくなっているようでした。どのようなシャトル位置においても出来るだけこのゾーンを崩さずにインパクトすることはショットの安定につながるものと考えられます。 病院に行って股関節をみてもらいました。軟骨等には異常がないのですが、球関節には少し異常が見られたようです。しかし、これは今に始まったことではないのでリハビリをするしかないようです。とりあえず週末の試合が終わるとゆっくりと療養したいと考えています。 |
新緝 森信三全集
とうとう来てしまいました!「新緝 森信三全集(全8巻)」 さっそく開いて読んでいます・・・・・って、なかなか言葉が頭に入らない!! 漢字の読み方などがわからず、つまずいていますが、かまわず読み進めています。 こういう本は寝転びながらとかではなく、やはり机の前に座って読みたくなります。 さっそくリビングに小さめのデスクを注文してしまいました。 これから生涯で何回読めるのだろう・・・と不安になるくらいの分厚さですが、とにかく読書は心の食物。毎日少しでもいいから読むぞ!!と心の決めた今日この頃です。 |