イチローの言葉
WBCジャパン、優勝しましたね!バドミントン選抜会場の新潟県でも優勝の瞬間には開会式前の会場で拍手が沸き起こりました。私はイチローの大ファンです。年齢が近いこともありますが、学ぶところはたくさんありますし、いろいろなところを真似してきました。
先日、テレビでイチローのインタビューを見ました。「正直なところ」の感想ということでした。 その中の話ですが、やはり不調であったということでプレッシャーを感じていたということです。優勝を決めた打席前は、打席に入りたくなかったということでした。恐怖を感じていたというのです。あれだけの大記録を打ち立てているメジャー選手でも「結果への恐怖」は感じているのですね。 恐怖を感じてしまうと、それを打ち消すことはなかなかできないと話していました。どうしたか。 その感情に乗っかって、打席を客観的に見始めたそうです。「さあ、イチロー選手への第一球。ストライク!」というように。しかし、ファールを続けていく中で、低目のボール球に対してファール。この時に「次は打てる」と感じたそうです。結果はファールだったのになぜそう思ったかという問いかけに対して、 「その球をヒットにできると思える感覚をもてた」 ということなのです。心の中のわだかまりや迷いが消えた瞬間だったと思います。その後の自分のバッティングに対する実況つぶやきはなくなったと言っていました。集中力が研ぎ澄まされてきた証拠ですね。結果は・・・2点タイムリー。結果でなく過程に集中できたのです。 バドミントンでもサービス場面ではいろいろと考えてしまうことがあります。「ミスしたら・・・、ロングを打ってスマッシュされたら・・・、クロスに打ち込もうか・・・」 いろいろな雑念は起こるものです。しかし、サービスを構えた後では余計な考えを受け流すには時間がありません。この、イチローが行った「感情に、思考に、乗っかってしまう」という方法は、ある意味いい解決法かもしれません。客観的に自分を見ることで結果を傍観視出来るからです。集中できている状態では「集中しよう」なんて考えないものです。集中できていない自分を「集中できてない!」と責めるのではなく、「面白くなってきました。この状況を○○君はどう乗り越えるのでしょうね〜」と客観視することでいつもの自分に戻れるきっかけが作れるのではないかと感じました。 |
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