勢い
「人間における勝負の研究」米長邦雄著を読んでいると、「勢い」についての解釈が書かれていました。「勢い」とは攻めて行く感じを受けますが、守っている時、相手の強い手を受けている時にも「勢い」というものがあります。何手か後にこの態勢になると必ず攻めるという前提で受けている場合です。
バドミントンに当てはめてみても共通するような気がします。常に勢いよく攻めきりたいと考えるものですが、相手もそうは簡単に攻めさせてはくれません。ネット前に柔らかく返したり、上げるようで上げないショットを繰り返したり、猛然とアタックしてきたりと。 レシーブで守る時にも、「このラリー展開に持ち込めれば次は必ず攻める」と受けているときは、「勢い」があるような気がします。攻撃する準備をいつも整えているからです。 しかし、余裕のない時は、守っていた後、チャンスラリーが来た時に、あわてて打ち込んでしまう場合があります。こういう時によくエラーしたり、逆にその球を狙われて一気に差し込まれたりするものです。攻撃とは強いショットだけでなく、より効果的なラリーに持ち込めるショットと考えるように普段の練習から意識することが大切だと思います。 |
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