青森インターハイ 個人戦
インターハイから帰ってきました。青森は25度くらいで快適でした。体育館も涼しく、熱中症などは起こらなかったと思います。
岩木山体育館でも個人戦が行われました。壮大な山の麓でとても静かでいいところでした。 団体戦の実力が今ひとつ出なかったところからの個人戦でしたが、やはり全体的に今ひとつな成績でした。ダブルスでベスト8に入ったのが最も良い成績でした。 「本番に強くなる」白石豊著 筑摩書房 によりますと、感情レベルには4つの段階があります。 1.あきらめ 2.怒り 3.びびり 4.挑戦 「あきらめる」と目線が下がり、背中が丸まり、動作が鈍くなる。言い訳も口に出す。 「怒り」はそのとおりで、ラケットを投げたりという行動につながりやすく、心拍数や血圧が一気に上がり筋肉が硬直して疲れてしまう。 「びびり」は、「怖じけずく」事ではなく、「やってやる!」というポジティブな感情が高まりすぎて過緊張状態を言う。せかせかした仕草が多くなり、早く結果を出したいがために焦りのプレーが出てしまう。 「挑戦」とは、この感情だけが成功や勝利につながると言ってよくプレッシャーを楽しむことの出来る感情である。「リラックスと集中」「燃えると冷静」が同時に起こっている状態を言う。体、心と考えるとわかりやすい。 ベスト8に入ったダブルスペアは、自分達よりも実力が上と思われる相手に対して「挑戦」出来ていたと感じます。しかし、シード権のあるペアは明らかに「びびり」の状態でした。緒戦で敗退しています。 びびりの状態は決して悪いものでなく、この感情に慣れてしまうことが大切であると白石先生は語ります。つまり、普段のゲーム練習などで「やってやるッ!!!!」という「びびり」そうな感情を常に出して、その状態に慣れてしまうことが大切なのではないかと感じました。 実力のあるペアほど試合の序盤はリラックスムードでゲームを始めてしまいます。「ま、そのうち上手く対処できるだろう」ということで。しかし、何か不安要素があると「負けられない」という感情から「びびり」に入りこともあると今回の経験からわかりました。 「リラックス」は「びびり」を通り越した後にやってくるものなのですね。 全国中学生大会にダブルスで私の息子も出場しました。1ゲーム目をとるものの初戦敗退でした。サービスがだんだん速くなり、そのうちロングサービスしか打てないまでに「びびり」の状態でした。 強豪校と言われるところはその名の通り強い選手が集まっています。したがって「やってやる!」という感情を常に出して、その感情に慣れて克服しておかないと、公式戦にも出られなくなってしまうのでしょうね。 周りが強いからという「環境」からその状態を作るのか、常にその気持ちを忘れない「意識」の中からその状態を作り出すのか。環境が整わないときは、やはり自分の意識から作り出すしかないでしょう。 |
コメント
コメント失礼します。自分も陸上をやっていたのですが、4つの感情については、考えさせられました。というより、当時に知りたかった(笑)
びびりからいかにチャレンジにもっていけるかって重要ですよね〜。スポーツだけでなく、いろいろなシーンで使える考えですね。 コメント失礼しました。 |
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