声<威嚇
「健身の羽球コラム」というサイトがあります。この方のブログに「黙れではなかろうか」というタイトルがありました。
少し引用します。 「日本選手は平気でコートの中で耳障りなかけ声や叫び声を発していた。あれは顰蹙を買っているのである。(中略)声は出せばいいというものではない。日本では声を出さないとしかられる。みな違反だということに気がつかない。外国では声を出すとしかられます。」 日本では「声を出せ」という指導者が多いのは事実でしょう。上海ジュニアのコーチも声は出させると聞いたことがあります。しかし、今の日本のジュニアの声の出し方は少し品がないように思われます。興奮してしまって声をからしている人も実際にいますから。 私が中学生だった頃は決まった時に「おっしゃ!」「よし!」、サービスの時に「一本!」「ストップ!」という声だけでした。しかし、最近では潰れる様な声で「おら〜ッッ!!」「うっっしゃあ〜ッッ!!」「いようぉっしゃぁ〜ッッ!!」(表現が難しい・・・)、サービスの時に「ぅおぉぉおお〜ッッ!!」と相手に対する「威嚇」が含まれているように感じます(恥ずかしい話、他人事ではないので情けなく思っていますが)。試合後の握手もちゃんと出来る人が少なくなってきています(指先でちょんと触るだけ)。 リー・チョンウェイ選手などのトッププレーヤーは実にクールに試合を運びます。ただ、プレーは猪突猛進にネット前の球を攻め込むなどとても熱いのですが。 一流になりたければやはり一流プレーヤーの所作をも真似しなければならないと思います。私は海外のトッププレーヤーの技術ももちろん参考にしますが、一番見ているところは表情です。特に失敗した後や成功した後のその変化を見ています。もちろん試合後はちゃんとお互いをたたえあっています。日本人はもう一度、「武士道の精神」を取り戻さなければなりません。 |
コメント
私がトッププレーヤーの試合映像を見るときの楽しみの一つが試合後の握手シーンです。相手を敬い労い称える姿は本当にかっこいいものです。ここだけを何度もリプレイして見ることすらあります(笑)
しかし・・・、日本人はこれが苦手ですね。負けると本当に嫌そうに歩み寄り、半端な握手。勝てば相手よりも先に身内(監督・コーチ)に駆け寄る。画面のこちらに居る自分が赤面してしまう恥ずかしさです。 国内大会では代表選手同士の馴れ合いとプライドの張り合いがあるのでしょうが、全国のファンが最高のプレーを期待して見ているのですから、最高のマナーを見せて欲しいですね。子供たちも見ているのです。その一挙手一投足を真似するんですから。 幸い、世界のバドミントンのトッププレイヤーはいずれも素晴らしいマナーを見せてくれます。他競技では批判される中国・韓国も、バドミントンにおいては本当に素晴らしい態度を見せてくれます。子供たちには彼らの振る舞いを真似て欲しいですね。 ジュニア選手のマナーについては、一部の「勝敗にだけこだわる指導者」が原因でしょうし、部活動でもコート内外のマナーに無関心な教師が少なくありません。身に付けるべきものを教われない子供がかわいそうだとしか思えません。 長文失礼しました。マナーについては本当に常に思うところがありましたので。微力ながら自分が関わる子供たちにはマナーの大切さを伝えています。こーちさん方の願いも多くの子供たちに伝わって欲しいと思います。
| 一読者 | mail | url | 1970/01/01 9:00 |
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