残像メンタルトレーニング
高岸弘先生の「残像メンタルトレーニング」を用いた目標設定について考察したいと思います。
以前に先生の著書「思いのままに脳を動かす残像力」を読んだことはありましたが、今回はDVDでの講義を見ました。「人は目標がないと生きていけない」といわれるくらい目標設定は大切だと説かれています。残像ということなので3つのカードを使って「リラックス」「集中」「目標設定」をしていきます。カードというツールを使うことで行動に失敗や間違いが少なく、スポーツでは怪我をしにくいといわれていました。そしてスムーズに事が運ぶことによって脳内からドーパミンが分泌され疲れが癒され、脳細胞も活発になるそうです。 では、「夢」を「目標」に変えていくためにはどうすればいいのか。「夢」が実現されたらどうなるのかを自己に向けて4つの質問をすることで確認し、さらにそれが対外的に恥ずかしくないことなのか3つの質問をします。そうして設定された目標に向けての訓練をとりあえず1週間は続けることで本当に自分に合っているかどうかがわかるといわれていました。普段ぼや〜っと考えている夢を実現に向けて具体化していくことは、体調が良くなったり気づき、ひらめきなどにもつながっていくということでこれは人生をさらに生き生きとさせることが出来るのではないかと思います。 中でも目標設定が出来たとしても「いつ始めるのか」という問いに対しての答えが「状況が最も悪化した時に始めることが多い」という答えにはなるほど、とうなずきました。人は生命の危機や大きな挫折を味わった時にどーんと落ち込みますが、そこから今までよりも大きなやる気を発揮して以前よりも高いところに行こうとすることがあります。特に一流選手はこの大きな落ち込みを意図的に作ることで大きな飛躍を遂げていると言われていました。今回の震災に対して東北の方々を始め日本国民全体に大きな飛躍が準備されているのかもしれません。 具体的に目標設定をするために質問形式で自分を取り巻く環境を具体化したり、目標を絵にしてみようなどの発想はとても面白いと思いました。そして、中でも「習慣は4日継続で身に付きやすい」という言葉を聞いて「3日坊主」では全くだめということがわかりました。5日目にはやらないとムズムズしてくるように人間は出来ているようです。 具体的に目標を設定し、カードによる残像イメージトレーニングを行うことは、自分の秘められた能力の開花にもつながるのではないかと思いました。 |
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