感情+身体+知識=智慧
空いた時間があれば本屋さんへふらっと立ち寄ります。今回は学校行事の映画鑑賞会があり、終了後に本屋さんへ立ち寄りました。森信三先生の本にも目が止まりましたが、家にある『修身教授録』をまた読み返そうと次のコーナーへ。おきまりのスポーツコーナーから哲学や仏教コーナーへと足を進めていくと、ふと目に留まったのがスティーブ・ジョブズが愛読した禅のバイブル「禅マインド ビギナーズマインド:サンガ出版」という鈴木俊隆老子の本でした。
この本は米国で出版された「Zen Mind, Beginner's Mind」という本の日本語訳版なのですが、1998年に「禅へのいざない」という訳本で出版されたものの復刻版です(少し加筆されていますが)。この本は既に廃刊になっているのですが、一冊鞄の中に入れておきたいと思い購入することに。 そして、ふと横を見ると白石豊先生の「勝利する心:サンガ新書」が目に止まりました。 置いてある場所に違和感を覚えたので、ふと手にしてみました。そこにはサブタイトルとして「東洋の叡智に学ぶメンタルトレーニング」と書かれてあるとおり、私にとっては「これこれ」という感覚で数ページを読んでみました。白石先生の気づきから実践、そしてご自身の壁への挑戦が書かれてあり、まさに現時点までの自叙伝のような雰囲気がありました。即決購入しました。 私は学生の時はバイオメカニクスを専攻していました。西洋の運動理論やトレーニング方法などを少しばかりは知識としてもってはいましたが、やはりそこに違和感を感じている自分に少しずつ気づき始めていました。 いろいろと仏教の本などを読みあさってきてはいましたが、今回この白石先生の本から「ヨーガ」というキーワードにぐいっと引っ張られました。この本の中で紹介されていた「ヨーガ禅道話:佐保田鶴治著」をさっそく取り寄せ数ページを読んだところですが、 「今の日本人は知識についてはものすごく高いレベルであるけれども、智慧に関しては小学生並みかな(簡略表現しています)」と書かれていました。今の日本人は知識に偏り過ぎているということでしょうか。身体を通してでないと智慧は身に付かないものであるということがわかりました。 朝は身体が固く、紹介されている「太陽礼拝の体操」でさえもゆったりとした呼吸で出来ません。しかし、継続することを第一の目標としておき、続けていこうと考えています。 |
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