立腰の方法
自分の持ち味、つまり得意、不得意なことは実に曖昧な心のもとではわかりにくいものです。相手にもよりますし、その日の調子にも影響されます。その差を少なくするために日々の練習があるわけですが、次はこうしよう、ああしようと思っていても実際のコート上でその設定が出来るかどうかはまたいろいろな影響を受け難しいものです。単独で練習できるスポーツはその状況を作りやすいですが、バドミントンはシャトルを返球してもらう相手が必要なのでなかなか氣を使いますよね。週末には選抜の近畿予選があります。生徒たちもメンバーに入れるかどうか、上手くいかないことをどうしようかなどいろいろと悩んでいるようです。ノート等でアドバイス(?)をコメントしていますが、実はその言葉から自分自身が氣づくことが多いのです。自分自身が書いたことなのに。
人に伝えることは簡単です。書けば、話せばいい訳ですから。しかし、その言葉に追いつけていない自分を思うとただただ反省するしかありません。卑屈になりそうな自分を奮い立たせ、傲慢な態度になりそうな自分を戒め、感情の波を眺めながら心を中心に持っていく。これが平常心なのだと思うのですが、心の奥底からの感情は何となく見えない壁の向こうからやってきているように思えて仕方がありません。 瞑想を続けていますが10呼吸の間にどれだけいろんなこと考えてんねんっ!というくらい突拍子も無く浮かんでくる記憶のイメージに右往左往させられます。記憶って如何に曖昧な状態で存在しているのかがわかります。ただ、感情が動いた記憶は鮮明なのですね(良いイメージも悪いイメージも)。脳は良くも悪くもただ刺激が欲しいだけなので。 ーーー『10代のための人間学』森信三著 致知出版社より引用ーーー 「現代は刺激の多い環境の中におかれており、精神分裂症状の起きやすい状況におかれているわけですが、これを克服する方法は、心身の集中統一を容易ならしめる「立腰」意外にはないとさえ思われるほどです。」 1.お尻を思いきり後ろに引く。 2.それとは逆に腰骨を思いきり前に突き出す。 3.ひざとひざは、男子はこぶし二つ分、女子はひざとひざを開けない。 4.肩の力を抜き、ややあごを引く。 5.下腹に力を入れる。 ーーーここまでーーー とりとめない話になりましたが、人は生きている限り悩みは尽きないものなのだということでしょうか。指導者という立場以前に、“一人の人間としてどう生きるべきか”にさらに直面している今日この頃です。 でもビールはやめられません・・・。 |
コメント
コメントはありません。
| | mail | url | |
|
この記事のトラックバックURL
http://badminton.ac/blog/tb.php/459
トラックバック
トラックバックはありません。
| | |
|