団体戦の難しさ
全国選抜大会近畿予選が終わりました。学校対抗戦決勝の結果は3-2で辛勝でした。相手校に怪我、体調不良等があったようで何とも言えない試合となりました。ダブルスとトップシングルスが終わった時点で2-1のリードでした。第2、第3シングルスがほぼ同時に入り、私は第2シングルスのコーチ席に入っていました。
1ゲーム目を取られましたが、なんとか2ゲーム目を取り返しファイナルゲームへ。隣の第3シングルスは1ゲーム目を21-18で逃げ切り2ゲーム目へ。そんな雰囲気で、私が声掛けをしたのは、 「自分が試合を決めろ!隣のコートは見るなよ!」 でした。 第2シングルスは終止2〜3点のリードで終盤に差し掛かっていました。18-14リードの時、隣のコートではかなりのリード。応援席でも隣のコートに意識が向き始め、何となくイヤーな雰囲気が私の中に生まれた時、相手のショットが柔らかいタッチにかわりネットから浮かなくなってきました。 「ん・・・?」 と思い観察。しかし、もはや終わっていました。浮き足立った体からエラーの連発。終わってみれば18-21の逆転負けとなってました...。 「さっき言ったことの意味がわかっていなかったのか・・・!!」 と心の中で叫びましたが、その後は「自分の伝え方が悪かったか」という自責の念がいっぱいでした。「○○するな」という声掛けはだめだったのかも...。まだまだコミュニケーション不足であるということがわかりあらためて難しさを感じました。 一度集中力を切らすと、心と体がバラバラになり、心で集中し直そうと思っても体は言うことをききません。脳内の血流量が気を抜いた瞬間に一気に下がってしまうためです。このタイムラグはどうしようもないことなのです。 個人戦ではそういう事態になった選手ではなかったので、あらためて学校対抗戦の難しさがわかりました。 とりあえず全国選抜への切符は手にしたのですが、翌日は時間を作りミーティングを行いました。私がメインで話をするのではなく、キャプテンを中心に「どうだったのか」「これからどうするのか」を話させました。しかし、もごもご言う生徒、話せない生徒、当たり障りのない意見で早く終わろうとする生徒など色々でした。「自ら考え、自ら行動する」ことの出来ていた選手はやはりしっかりと話が出来ます。 これからこうしようという色々な意見を出し合いミーティングは終わりました。年明けの生徒達の姿勢を見守りたいと思います。 |
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