腰が浮く
週末は近畿総合シニアの部のダブルスに出場してきました。朝から会場内でランニング、ストレッチで身体を温めて準備OK!とフロアでコールを待っていると本部から呼ばれ「相手が棄権」の知らせを受けました...。あら・・・と思いましたがとにかく2回戦の準備へと気持ちを切り替えないと身体が固まってしまいます。
2回戦は昼過ぎからになり、子供と階段を歩きながらウォーミングアップ。2回戦は相手のエラーも多く、ほどなく勝利。3回戦は大阪総合であたったペアとの決戦です。1ゲーム目は流れもよく進みましたが、終盤に相手のロングサービスでやや失点を重ねながらも勝利。2ゲーム目はそのサービスに手こずり大きく引き離され取られます。3ゲーム目は中盤まで競るもののチェンジコート。上手くいかないことから固さと弱気が出ていました。 よくよく自分のプレーを観察してみると...、 気持ちが引いていたためレシーブを強く返そう、返そうとしていました。自分のところからシャトルを遠くへ離そうとしていたようです。そのためクロスへの返球が多く相手の前衛に捕まってばかりでした。そして相手のスマッシュに対してレシーブで全く力がシャトルに伝えられない。なぜダ!!!と観察してみると...腰が浮いていました。いつも空中で打っているような感じでした。 原因は気持ちが引いていて焦っていたことから、腰骨が後ろに傾いて(寝て)いて、猫背になり、肩に力が入り重心が上がってしまっていました。空中に浮いた状態ではいくら腕を振っても力を出せません。また、肩関節が上がってしまうとさらに腕は動かせません。 腰骨を立ててみました。 すっと肩が下がりました。視野が広がりました。ラケットヘッドがコントロールできそうな感覚がよみがえってきました。 レシーブした後の移動が出来るようになり、そのショットで相手の前衛を押すことが出来るようになってきました。 ファイナルゲームは差を広げ勝利。次は決勝です。 力強いペアと身長の高いペアとの対戦です。しかし、もう、なるようになれ!の心境です。ペアの押し込みも冴えてきて差を広げながら2−0で優勝が決まりました。 それにしても「ゾーンに入る」などとはとてもほど遠い集中力での内容でしたが、自分の心の弱さから生まれる身体の使い方の変化が少しばかり観察できたことは勉強になったと思いました。 |
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