インターハイ予選 シングルス
連休はインターハイ予選のシングルスが行われました。初日はベスト4まで決まりました。ベスト8以上は本校同士の対決になりました。中には声を出しながら相手を威嚇するような素振りもあったので見苦しいところもありました。同じチームメイト同士が争うのはなかなか見てられません。しかし、こういう公式戦でしか見えない一面もあります。競り合いながらも結果は順当にシード選手がベスト4に残りました。翌日は準決勝から。第1シードの選手(もちろん全国覇者)は少し調子が悪いのか甘い球出しを打ち込まれ競り合いに。1ゲームを先取され疲れも見えているようでした。2ゲーム目も16−16まで追いつかれるなどあれ?という感じでした。ファイナルゲームに持ち込み最後は逃げ切りましたが相当消耗していました。決勝はペア同士の対決。去年のインターハイ予選以来、公式戦では見ることが出来なかった対決です。1ゲーム目は最後まで競り合いましたがサウスポーが先取。2ゲーム目も17−11までリードを広げ、その辺りで油断がでるかもしれないと見ていましたが、最後まで謙虚に攻めを続けていて隙無く勝ちきりました。
敗退した全国覇者もさすがに「足が止まりました」と言っていましたが、「何か守るものでもあるのならそれはただの幻想。私欲の現れ。君から挑戦するものがなくなれば成長は止まる。今その岐路に立たされている、これからそれを見つけなければならない。」と伝えました。逆に勝った方には「油断がでそうなあの場面でよくその瞬間だけに意識を集中させたと思います。この経験をこの後の合宿で試してきてください。」と伝えました。2人とも翌日から2週間程度のナショナルメンバー強化合宿に参加します。大人に混じって練習するわけですが言い訳は出来ません。負けた経験をどう生かすか、まさに私自身にとってもその通りですが、覚悟を決めて生きていかねばなりません。 様々な生徒の反応を見ながら、私自身の迷いにどう対処するかを考えているのかもしれません。幼い部分や冷めた部分、怒りや欲望など数えればキリがありません。試合に負けた後は「劣等感、挫折感、自己顕示欲、孤独感、疎外感......」など表現する色々な言葉があるな〜と思考を巡らせていました。ただただどう生きるかを南直哉氏の「語る禅僧」を読みながら考えています。 しかし、そういった結果から人の価値が下がったり上がったりすることはありません。結局は結果がでた後どうするか、どう行動するかが問われているだけです。 |
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