オリンピック有望選手研修会 その1
12月の頭の土日とオリンピック有望選手研修会に参加してきました。今回は個人競技種目が多く、レスリングやダンス、卓球 やライフル射撃などの選手も参加していました。初日のテーマはやはりコミュニケーション。少々苦手な自己紹介を連発し、グループを作ったりしていくのです が、選手とともに指導者も行います。恥ずかしいですね〜額から汗が出ていました。なんでこんなに緊張するんだろうと思うくらい笑顔が引きつっています (笑)。チームで体を使って挑戦するゲームになると、いろいろな意見も皆で出し合いながらかなり楽しく出来ました。女性がこけそうになるところを助けてあ げた事に非常に嬉しかったという感想を述べられた時には少し自分を褒めてあげました。(女性じゃなくても助けますけど...^^;)
その 後、選手は(元)オリンピック選手達とのミーティングです。中には伊藤華英さん(水泳)や寺尾悟さん(スピードスケート)もいらっしゃいました。なんだか すごいところだな〜と感じました。指導者達はコミュニケーションの研修です。マクレガーの「人間は生来怠け者で、強制されたり命令されなければ仕事をしな い」とするX理論と、「生まれながらに嫌いということはなく、条件次第で責任を受け入れ、自ら進んで責任を取ろうとする」Y理論の話から始まりました。内 容は理解できていましたが、そういう名前がついている事は知りませんでした。私はY理論推進派です。その後、傾聴の3段階についての実習がありました。 レベル1:内的傾聴 コーチングを行う相手ではなく、自分に焦点が当たっている段階です。ただの自己を満足させるデータ収集で傾聴ではありません。聞いている時から違う事を考えています。 このやり方は簡単でした。とにかく興味がある事が出てくるとそれに対して質問を考えるので相手の話はあまり記憶に残りませんでした。 レベル2:集中的傾聴 相手に焦点を当てて集中している状態がレベル2です。言葉だけでなく声の調子や、間の取り方なども意識して、感情の変化など相手に起こっていることをとらえます。 こ れが、なかなか難しかったです。話の方向性を相手にゆだねる事が大切なのでそんな話したくないと思えば思うほど話をそらせたくなる欲求が出てきます。内容 ではなく共感できるかどうかです。しかし、おもしろいもので話の内容は心を動かされているので後になっても記憶に残っていました。 レベル3:全方位的傾聴 自分と相手だけでなく、周囲にも気を配って感じ取ることができる状態です。明るさや気温、雰囲気など周りの環境の影響にもそれとなく注意を払えるような状態と言えます。 これは、今回は触れませんでしたが、直感や雰囲気、全体視、見の目ではなく観の目などとても興味のある領域です。これこそがコートサイドで観なければならないところかもしれません。 |
コメント
コメントはありません。
| | mail | url | |
|
この記事のトラックバックURL
http://badminton.ac/blog/tb.php/526
トラックバック
トラックバックはありません。
| | |
|