社会人リーグ(前半)
先週末には社会人リーグ戦がありました。私が所属しているチームはおそらく最長で1部に残っています。危ないなという時もなんとか残留してきました。周りのチームが若い選手を補充する中、今回は怪我等でメンバーが欠場し大きなピンチとなりました。このリーグ戦はダブルス、ダブルス、シングルスの3試合で行われ私は2番目のダブルスにオーダーされました。まずトップダブルスは出だしこそ固かったものの、相手が強打を待っているところを上手く外してエラーを誘い、最後は前に出て勝利しました。アドバイスをしてもそうしようと試みてそれが実現されるかどうかは難しいのが現実です。うちのチームのトップダブルスはそのあたりが非常に素直で自我を抑えて集中することができます。全日本シニアでは早々に優勝ペアと当たってしまい負けてしまったらしいですが、「良い勉強になりました!」と話すくらいいい成長を続けていると思います。
さて、リーグ戦の3番目に行われる最後のシングルスは相手が強烈に強いため勝つことはかなり難しく、チームの勝利は第2ダブルスにかかってきました。相手は全日本シニアの40代ダブルスチャンピオンの1人(弟のペア)。つまり私は弟と組んでいたのでシニアチャンピオンが別れての試合となりました。よく練習しているのでプレーを知られています。1ゲーム目は相手が少し固かったためリードしながら進めることができ先取。しかし、2ゲーム目は上げ過ぎたのか打たれて落とされて揺さぶられて前に詰められました。ファイナルゲームへ。前へ出よう出ようと試みますがむやみに出るとタイミングが狂いコースが甘くなってしまいます。ただ相手のスマッシュに対して逆らわないようにだけ心がけ強打よりも下で触らせることを意識しました。そのうちに相手の一人が明らかに息が上がってきているのが見え、そちらを狙いましたが、相手も目の前にくるシャトルに対しては強烈にリターンしてきて逆にこちらがエースをとられる始末。 いやいやいや....狙うといても動かさなければ....。 些細なことですが相手のショートサービスを少しずつずらしてリターンして動かすように心がけました。じわじわと終盤になってきました。15−16でのビハインドから“ここは一発狙う!”とロングサービスから相手の前へのカットを読んで前に詰めてプッシュ、続くロングサービスは相手が見逃したまたまオンラインでインで逆転に成功。そこからはじわじわ進みましたが20−19で相手のドライブがバックアウトで勝利しました。久しぶりにビリビリとした緊張感を味わいました。 2試合目はGOSENのO田J君ペア。数年前に何度か対戦しましたが上手く前に詰められて負けています。とにかく何を打っても決まらずそのうちに前に詰めてきて打ち込まれます。今回はそういうプレーに感化されて頑張りすぎないように心がけようと淡々と試合を運べるように意識しました。1ゲーム目は中盤まで競り合いましたが終盤に沈める球が効いてきたのかぐっと離すことが出来て勝利!奇跡的なのか集中が途切れませんでした。特に私が左側にいる時、相手がストレート位置からセンターに打ってくるスマッシュをバックハンドでストレートに返すリターンが非常に効いて上げさせることができました。このショットは常山選手がよく使っていた攻め方です。同じことを繰り返しても意外と前衛に捕まらないものだなと思いました。 しかし...2ゲーム目はサービスからのやりとりで全くラリーを作ることができず数点で負け、ファイナルゲームも序盤から離されての負けになりました。トップダブルスもとられていたので0−2で負けは確定しました。2ゲーム目の途中で少し「あきらめ」が入ってしまったのかファイナルゲームに繋げることができませんでした。 なかなか損得勘定から離れることができないのは理解できますが、結局今やっている行為以外は存在しません。もちろん過去や未来に影響は及ぼすものでしょうが、変えられることは今にしかできません。しかし、「今何をしたらいいか」に「勝つ」という曖昧な考え方では具体的に解決策は見えてこずに迷うのかもしれません。状況から悲壮感は感じるかもしれませんが「どうすれば楽しいか」「どうなったら楽しいか」を頭に置き「笑顔」をベースに挑戦することが大切だなと思いました。「勢い」や「流れ」上、勝利は逃すかもしれませんがそういう積み重ねで底力(下意識)が培われるのかもしれません。 |
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