練習内容
練習内容に関しても、
「これは意味があるのか」 「これは無駄ではないか」 と値踏みする生徒が多くいました。もちろんこちらは色々考えてやらそうとしているわけですが、個人レッスンではなく全体練習なので一人ひとり細かく対応できるわけがありません。ですので自分で練習を組ませようという試みを始めるようにしました。 みんなでやった方がモチベーションが続くトレーニングや、ベーシックな練習は全体で行い、後は30分区切りで数セットを各自や各グループで考えて練習を組み立てるよう指示しました。 ネットや楽な練習ばかりになるのではないかという心配もありましたが、実際にやらせてみると色々な工夫をしたり、グループ内にレベル差があるにもかかわらずモチベーションを高く保っているグループ練習がほとんどでした。そこに関わりたい人達は影響力を使う事が出来ないので不満そうに見えました。 何を練習すれば良いかわからない生徒にはどうしたいかを聞き、こうすれば?という話をしました。しかし経験者が多いため一通りの練習は知っています。あとは目的は何なのかを自分たちで考えないといけない事に少しずつ気づいていく姿は見ていて頼もしい限りでした。 「自分が教えて勝たせた」 指導者なら皆そう言いたいものです。そして勝てないと「お前のせい」。勝つ事が当たり前の伝統校ではそういう風潮も容認されます。また同じ相手でも勝ったり負けたりするのが今のラリーポイント制です。指導者も結果だけでは選ぶのが難しくなっています。そうなれば試合に出る権利を得るために選手は指導者に気に入られなければなりません。そうなると指導者によっては理不尽な要求があっても従わなければならなくなります。昨今の不祥事もこういった未熟な指導者の責任である事は間違いありません。オリンピックで金メダルを取りメディアも注目してくるのでこの辺りがこれからは一掃されるでしょうけれども。 〜続く〜 |
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