緩めた瞬間
先週の日曜日試合がありました。15点3ゲーム、サービスポイント制のダブルスに出場し、1−1のファイナルゲームを迎えました。相手の強いショットに「対抗」する意識ばかりが働き、ラリーの主導権を握れないでいました。スマッシュやドライブに対しても、強すぎる(アウトであろう)ショットに手を出してしまい力みがいっそう強くなるばかり。12−12オールであったと思うのですが、相手からのドライブショットを見た瞬間にシャトルのコルクがはっきりと見えました。もちろん半身になって見逃し「アウト」。そのまま15点に達し勝つことが出来ました。
力んでいる時はシャトルが白い線のように見えていたのを覚えています。しかし、力みが抜け緩めた時はシャトルがはっきりと形で見ることが出来ました。周辺視ではなく中心視ができたからということもあるかと思いますが、試合の最初から最後までミスがあろうとなかろうと「緩め!緩め!」と意識しながら身体を動かしていたのが功を奏したのかもしれません。今でも勝ったことよりその瞬間のイメージが頭から離れません。 |
コメント
今までTBで何度かお邪魔したたぬ吉です。お邪魔します。
私の経験も似たような事がありました。県大会決勝、ゲーム自体は終始押し気味に進めていたものの緊張が抜けずミスしだすと一気に点差が詰まる展開。ようやく落ち着き始めた頃に、右奥にドライブ気味のドリブンクリアが飛んできました。飛びつける程甘くないシャトルだったので右足を踏み込んでラケットを振り出しストレートに打とうとした瞬間、相手の、向かって左側の選手が前に詰めるのが見えたというか、感じ取れたのです。そこから、右足をさらに蹴り体を左に捻りながらクロスへ低めのドリブンクリアで前衛の右側を抜き、ノータッチで決められたのです。 けいいちんさんと違って、羽根が確認できたのではなく、広く情報をとらえることができました。そこから柔軟に、そして無理やり体が反応できたことにびっくりしたものです。やはりそのイメージは、今でもはっきりと、その体育館とコート番号までしっかりと記憶しています。10年近く前の話ですが、その感覚を再度味わったことはありません。
| たぬ吉 | mail | url | 1970/01/01 9:00 |
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