市民マラソン
先々週の日曜日には地域の運動会がありました。試験前で休みでしたので、奥さんに軽く「マラソン」にエントリーされてしまいました。最近は自転車で走っていますがランニングはあまりしていません。男子は2.5kmくらいなのでそんなに長距離ではないのですが、地域の陸上部やら速い小学生なども出場するのでこれがなかなかしんどいんです,,,。小学生の息子と一緒に走ればいいか〜なんて軽く考えていました。「児童の部」「青年の部」「壮年の部」「高年の部」の四部門に分かれていて、全員一緒に走るのですが賞はそれぞれです。今年から「高年の部」ができたそうで私はそこへのエントリーでした(笑)。さて、ゼッケンの「高」を見てみると数人の方がいらっしゃいました。「この人ちょっと体重重たそうだな・・・」「ジーパンかよっ?!」とつぶやきながらあまりお強そうな人はいないな〜と眺めていました。が、お一人だけしっかりと準備運動をして、帽子を後ろ向きにきゅっとかぶり、ランニング短パンにストップウォッチ。年齢は50代というところでした。「この人は本格的だ!!」と思いっきりマークしていました。この方があまり速すぎると息子と一緒に走ろ〜なんと考えながらスタート!!
小学生を前に位置させてスタートなので、いきなりこけそうになりましたが、とりあえずこの「本格派おじさん」についていきました。後からその方のTシャツをよく見てみると「鉄人レース」と書かれていました。トライアスロンにでも出ているのか??!!これは速そう〜なんて考えながらついていきました。やはりスタスタと速いペース。前の小学生達を次々と抜いていきます。そのうちに自分の息子に追いつきました。一緒に....やめッ!ついていく!「バイバイ」と息子に手を振ってギュインッと抜いていきました。さて、3分の一くらいの所まできてちょっと余裕もあったので、すっと「本格派おじさん」を抜いて前に出てみました。ちょっとペースを上げて行ったので離れたかな?と思っていましたがスタスタとついてきている様子。む〜ヤバい、かなり息があがってしまった...と思いながら半分くらいでペースダウン。それを見越してか抜き返されました。ここでついていければ何とかなるけど...しんどいな〜と思いながら走っていると徐々に差が開いていきました。諦めるのか?もうここまでか?と自分に問いかけながら約5〜6m差でじっと踏ん張ってみました。ゴールの小学校に近くなってきた所で係のおじさんが「もう少し!もう少し!」と声をかけていました。「そうだ!もう少しだ!」と、もう何も考えずダッシュ!!残り500mくらいでしょうか。「本格派おじさん」を一気に抜き、小学校のトラックへ。ここでついてこられているともうアウトでしたがそこからも更にダッシュ!「うぉ〜ッ!」と思わず声が出ていました。後をちらっと見ると20mくらい差がついていました。「いける!」「ゴールイン!!」高年の部優勝!!なんだかとても嬉しい!!ゴールした後に「本格派おじさん」の所へ行き「ありがとうございました!」と握手をしました。「いや〜乳酸がたまってもう行けなかったよ〜」と話されていました。若さ故の勝利でしたがあの時、諦めずに良かったと思いました。 全くバドミントンとは関係ないですが、やはり氣を抜くとどこかでその反動が来るような気がしています。苦しいときや辛い時でもまだまだ気持ちでついていける所が多いのではないかと思いました。翌日からは筋肉痛がしっかりときました。さて、シニアまでもう一ヶ月あまり。練習会にもたくさんの人が来るようになりました。色々な人と色々な場所で練習しています。この「有難い」環境でプレーを続けられるように氣を張っていこうと思います。 |
市民大会
シルバーウィークには市民大会にも参加してきました。団体戦の方では残念ながらメンバーが足らず緒戦からオープン戦になってしまいましたが、自分のダブルスはなんとか負けずに結果を出すことが出来ました。このような勝っても負けてもどちらでもいいという試合ほど大切にしなければならないと故米長邦雄名人は記されていました。今になってそのことをよく考えてみると、モチベーションが上がらない状態というのは、勝たなければならない試合の時でも起こるものだと思います。例えば大差で勝っている時や負けている時などはその典型でしょう。負けてもいいやと思った瞬間にそのコートから意識が離れます。しかし、その時に出てしまうプレーは体が覚えてしまうのではないでしょうか。15点3ゲームというショートゲームでしたが、7−11くらいのビハインドから上手くラリーを作って逆転することが出来ました。勝ちにいく=強い球と錯覚しそうですが、それよりも如何にネット前へ入る機会を作るかが大切で、そのように作られたラリーからは相手にシャトルを上げられないプレッシャーを与えることが出来ます。そのやり取りをどう楽しむことが出来るかがモチベーションを維持し、今に集中できる時間になるものだと思います。そして、米長名人の仰る「勝利の女神に見放されないように」することなのかもしれません。
今年から日本マスターズは年齢が上がり50−55−60歳のチームへとなりました。見事大阪チームは優勝することが出来たのを聞き大変喜んでいます。帰阪後、チームメンバーの方から色々と話を聞きました。その中で「バックハンドサービスはサムアップ、レシーブは肘、オーバーハンドは肩」という話を聞きました。なるほどと思い早速練習で試してみました。バックハンドサービスのサムアップは去年見ていた常山幹太なども親指を立ててしっかりとサービスを打ち分けており真似てはいましたがなかなか力の調整がうまくいきませんでした。サービス練習では上手く打ち分けられるものの、ゲーム練習になれと何かのプレッシャーが強くかかるのか、ショートは浮き、ロングは読まれてしまいます。まだまだ平常心で相手と対面することが出来ていません。しかし、社会人の練習ではシニアメンバーで長いラリーが続き、良い汗をかかせてもらいました。色々な出来事にしっかりと顔を上げて前を向いていきたいと思っています。 |