近畿総合
土日と近畿総合がありました。今回の場所は姫路市で、大阪から遠いという事もあり、田舎のある岡山に泊まってそこから通うプランを立てました。
私はペアが仕事のため出場できず、今回は生徒のみの単複出場です。結果は共に緒戦で敗退でした・・・残念です。 ここ数年の近畿総合は学生の出場数が非常に多く、緒戦からとてもレベルが高くなっています。また、兵庫や京都の実業団選手も多く出場し、とても見応えのある試合が多くなりました。 毎年、年齢差が出てくる私にとっては、なかなかハードルが高い試合となってきています(^^;)。 その中で、ミックスダブルスに私の弟と同級生の選手が出場していました。おそらく35歳。緒戦から競り合っていましたが、何とか勝ち上がり、準々決勝では学生ペアに勝利していました。とてもよく練習してきた感じで、集中力も途切れさせず、いいテンポで試合を運んでいました。年齢も近いという事でとても良い勉強になりました。 生徒達も、レベルの高い試合の技術だけでなく、いろいろなレベルの試合での、集中してプレーしている選手達の表情や仕草などを盗んで欲しいと思いました。 |
ネットの高さ
ダブルスのショートサービスをしていて、時々ネットの高さの感覚が変わることがあります。
ある時にはとても高く感じ、ある時には低く感じ、自分が上から見下ろすような感覚さえ感じます。私の身長は168cmくらいなので、ネットの高さは目線くらいです。 高く感じる時は「上手くいくかどうか不安を感じている」「相手からの攻撃が怖く迷っている」というマイナス思考。低く感じる時は「上手くいくような感じがする」「今日のサービスは調子がいい」というプラス思考をしているのかもしれませんが、その差は果たして心の持ちようだけなのか疑問に感じます。実際に身体の構えからそのように見えているのではないかと思うからです。 高く見える時は案の定「下から上にすくってネットの高さを超えるように打つ」ため、多くの場合浮いて、しかも遅いので相手のなすがままにされることが多くなります。 低く見える時は、「押し出すようにまっすぐに打つ」ことができて、しかも速く相手コートに沈んでいくことが多いです。 失敗した後に感じることは、「肩の力」です。肩が思うように動かず、小手先で変化を付けてしまっているように感じます。逆に考えると、肩の力が入りすぎている時には、目線が低いのかもしれません。 小手先で操作するようになっている時には、肩から動かすように意識すればスムーズに修正でき、肩を意識すると修正できる体勢になるのかもしれません。 |
国体合宿
国体合宿が終わりました。今回は以前に比べ少人数での合宿となりましたが、やはり合宿という環境はいいものです。地元開催の新潟県の選手との試合もでき、モチベーションの差を感じました。
1、2日はゲーム中心でした。最終日の少年男子は成年女子監督にノックをしてもらっていました。スマッシュとプッシュの繰り返しノックでしたが、見ている方までタイミングをとってしまうような集中したいいテンポの練習でした。 インナーゲームでも、テニスストロークの練習時に「バウンス!ヒット!」と叫びながら行うそうです。余計なことを考えずにとにかく声と運動をマッチングさせていきます。 このノックでもそれが行われており、「ジャンプ!(スマッシュ)プッシュ!」というかけ声でリズムを取っていました。高い負荷ですが、「強く(打ち)、速く(動く)」ようになるためには欠かせない練習方法だと思いました。 試合に対する心構えや今に集中するメンタル面のことをいろいろと考えてきました。大切なことですが、同時に「良い動き」をリズムからしっかりと身体に覚えさせる繰り返し練習が今まで少なかったように思えます。 トッププレーヤーなどの良い動きを脳でイメージとして記憶し、それを再現するようにノックなどで、自分(セルフ1:自分自身を批評する心)ではなく自身(セルフ2:潜在意識でコントロールされる身体)に覚えさせる練習をこれから取り入れていきたいと思いました。 そのためにはまず自分のノック技術を上げなければ・・・(笑) |
長所を伸ばす
今日から週に2回ですが、自分たちで考えた練習をノックやパターンで行うメニューを取り入れています。自分の長所は何か、短所は何か。練習では何をしたいか、何を目標とするかなどシートに書かせておいて、それについてメニューを考えます。
目標にたどり着けると思うならば、内容はいろいろと工夫して変えていくことができます。 組み立てる中でのポイントは、「ターゲットを決める」「測定可能なものを取り入れる」ということです。ただやるのではなく、狙う位置や、10回中何本上手くいったかなどに意識を向けるということです。 「自ら考える」、「自分を発見する」ということが狙いですが、果たしてどうなるか。 指示するのではなく、しっかりとサポートしていきたいと思っています。 |