良い姿勢が勝利を呼ぶ
ラリー間の姿勢、表情について「チャンピオンのつもりで振る舞う」というロールプレーイングを実行すると、外から中への良い影響でプレーも良くなるということはいろいろなところで述べられています。
今日は自分の中で少し疑問に思っていたことへの答えが少し理解できそうな文章に会いました。(といっても「<勝負脳>の鍛え方:林成行著」を読み返しての話ですが) ラウンド・ザ・ヘッドの辺りに来た球を打つ時に、体を後ろに反らしてあごを引けば良いのか、頭を後ろに傾けた方がいいのか、という疑問です。もちろんその中間もあると思うのですが。 林成行先生によると「バランスを骨盤のあたりに移動させるために、尾骨を意識し、どんな姿勢からでも真上に飛び上がることができる姿勢を整える」というポイントのほかに、 「あごの向きと目線を正しい位置に保つ」 ことが大切だと書かれていました。ピッチャーでいうと、あごを引いて投げると低めの球の威力が増し、あごを上げると高めのボールの威力が上がります。スキーでいうと、急斜面ではあごを引き、緩斜面ではあごを前に突き出して腕を振っているということです。あごの位置と目線のバランスによって肩を上げることができる範囲が制限されるためです。 つまり、ラウンドからのショットで、鋭いスマッシュを打ち込みたい時はあごを引かなければならず、逆に高くハイクリアを打ち出す時はそれほどあごを引かなくても良いということなのでしょう。 しかし、あごを引くという動作をするとなるとシャトルを見るために視線をあまり上げすぎないように上半身は後ろへ、それなりに傾けなければなりません。その傾きのバランスをどう保つかも大切な要素となってきます。 疲れにくい正しい姿勢は脳の疲労も少なくします。ゲーム中に如何に脳を疲れさせないかという観点からもこの「尾骨、あごと目線を意識すること」はとても重要なことだと思いました。 |
敢えて挑む
「相手の弱点を突いて勝つ」。もちろんそれは勝負の鉄則だとは思います。しかし、本当の勝利とは「相手の長所をたたく」ことだと思っています。
「勝って、トーナメントの先に進むことが大切」ということはもちろん大切だと思います。他人からのあらゆる評価が待っていますから。しかし、本当の自分の成長を見越すならば、相手の長所に対して逃げるのではなく、ぶつかってそれを体験し、それを克服することこそが大切だと思います。 相手の戦術にはまり、思うように攻撃できず、「つらい」と感じるような場面がたくさん出てくると思います。しかし、「肝心なのは負けた後」という米長名人の言葉にもあるように、本当の成長はそこから始まるものだと思います。 今日は(も?)負けました。いろいろと考える自分がコート上にあります。はっきりと「悔しい」です。でも、自分のどこかでそのような苦しい状況を望んでいます。最近は「勝つ」よりも「負けた」ほうが、日々の心構えに良い影響を及ぼしているような感じがします。「勝つ」と次は「負けるかもしれない」状況を望んでいます。 毎日が「つまらない思考」との戦いです。すぐ評価する「うるさい自分」がいます。 |
病み上がり
5日間体調を崩していましたが、復帰して4日が経ちました。まだ少しのどの痛みが残っていますが、気持ちの方は「やる気」が戻ってきているように思えます。やや頑張りすぎたのか、少し腰痛が出ていますが、じきにましになりそうです。
風邪が治ると「すぐに元に戻さないと」と考えがちですが、体はそうは上手くいきません。私は5日体調が悪かったならば、あとの5日かけて元に戻れば良い方かなと思っています。 10年かかって痛めた肘は10年かけて元に戻す気持ちと同じですね。 最近は、体からの信号、「やる気」の状態を細かいところまで意識するようにしています。それに合わせて準備を行おうと心がけています。例えば「やる気」に満ちている時はトレーニング風にアップを始めますが、何ともいえない重苦しい感覚がある時は、ストレッチ、歩くなどから始めていきます。呼吸を整え、体の各部の状態を意識し、動かしたいと思うところから徐々に活動を始めるような感じでしょうか。 「なにくそ〜」という気持ちは大切ですが、力みは体のバランスをも失わせてしまうものです。「こんなんじゃだめだ〜」というセルフ1に批評させてもセルフ2は上手く機能してくれません(インナーゲームより)。 今はセルフ2が上手く体をコントロールしてくれるように体をどうほぐせばいいのかを試行錯誤しています。というかいつも通りで良いのかもしれませんが(笑)。 |
日に日に
日中も涼しくなってきました。体育館の中は閉め切っているので暑いですが、扉を開けるといい風が入ってきます。扉を開けて野球部やサッカー部の練習風景を眺めていると、高校生時代を思い出しました。私はこの時期の夕暮れが一番好きです。
夕焼けにきれいな筋雲が空にありました。トレーニングによる汗も少し少なめになってきました。いよいよ秋の到来ですね。 |
模擬面接
3年生は就職試験が近づいています。割り振りで今日は私が模擬面接官です。
受験者の自己紹介から志望動機、最近気になっていること、クラブを通して学んだことなどをちくちくと聞いていきます。 みんな気合いが入っていて大きな声できびきびと答えていきます。決まった質問に対しては・・・。 一つ一つの答えの中から、質問できそうなキーワードをメモっておいて、深く質問していきます。中には質問の意味がよく分からないものまでも(いじわる(^^))。 すぐに答えようとして話に詰まったり、いつもの言葉使いが出てしまったり、質問への答が答えになっていなかったり。でも、私がそこで気を緩めてしまっては本番から遠ざかってしまいます。「実際に採用するどうかを決める」という気分で面接官を演じました。 何となくぴりぴりとした雰囲気を生徒達は味わってくれたと思います。やはり、いつも話をしている先生と生徒の立場であったとしても、こちらが本気で演じると生徒はそれなりに緊張していたようです。 バドミントンのラリーとラリーの間も同じです。この時間を如何にチャンピオンを演じるか。姿勢、目線、態度。外から中へアプローチは決して無駄になりません。大事なのはミスやエースの後の対応です。演じると自分のスタイルになると思います。 |