やる気
「やる気」
練習に意欲的に取り組んだり、今日の試合にわくわくして臨んだり。何事にもポジティブに活動する気持ちというような意味合いですが、時々、監督やコーチなどから「あいつはやる気がない」「もっとやる気があったら伸びるのに」というような言葉を耳にします。 もちろん私も知識不足からそのような解釈を行っていました。しかし、やる気の無さや活力不足は性格上の欠点や個人の弱さを反映したものでないということがわかりました。つまり、人はもともとやる気を起こし、情熱的になり、精神的に活気付くのが本来の姿なのです。 では、なぜやる気がでないのか…。皆さんも経験したことがあると思いますが、仕事や運動で疲れ果てると次に何をする気にもなれません。これは、オーバートレーニング(ストレス)のダメージから身を守るための体の防御反応なのです。つまり、強いストレスを感じることをすれば、その後「回復不足」になると「やる気」がでなくなるのです。しかし、ストレスを与えないと逆にアンダートレーニング(ストレス)となり、また、やる気は損なわれていくのです。 大切なことは、強いストレスには、しっかりとした「回復」の機会を与えること。ストレスを与えないと逆に人は弱っていくので、定期的に肉体的、精神的にストレスを与えることです。その毎日のサイクルが上手く行えると人はやる気に満ちていきます。 参考文献:ジム・レーヤー「メンタルタフネス」 |