心を平らに
間時(かんじ)に喫緊(きつきん)の心思(しんし)あるを要し、
忙処(ぼうしょ)に悠間(ゆうかん)の趣味あるを要す 暇なときにも気を張った心持ちをし、忙しいさなかにもゆとりを持つ 『菜根譚』より 「暇」「忙しい」という表現ですが、バドミントンのオフシーズン(試合まで間が合いている時)や試合中などにも当てはまることがあると思います。 よく試合前になると練習を集中して始める人を目にすることがあります。逆に真剣に練習していると「試合が近いんですか?」と聞かれることもあります。「やる気」が起るまで休養を取ることはいいことだと思いますが、「試合が近くにないのでやらない」のは必ずその試合の瞬間に後悔の念が襲ってきます。暇と感じるときこそ毎日のやるべきことを実践することが必要です。逆に試合中はいろんなことを考えず、その瞬間に集中することが大切です。「今まで」や「未来の結果」を考えるといい結果が生まれません。そのコートに立っている自分を客観的に眺めれることができるくらい「ゆとり」を持つことがいい結果を生みます。 |