いつも通り
選手に「普段やってないことをするな」とふがいないゲーム後に檄を飛ばすことがあると思います。しかし、よく観察してみると、普段やっている姿がそのままゲームに現れていることが多いことに気付きます。
ゲームでは負けたくないがために、ミスをした(トリッキーな?)ショットはその後使わない(使えない)と思い込み、自分のショットのバリエーションを少なくしている人も少なくありません。しかし、練習では確かにそのようなトリッキー(?)なショットを使っている場合が多いのです。練習では使っているのになぜ試合では使う勇気が出てこないのでしょう…。 練習ではミスをしてもその原因を考えるまでも無く、すぐに忘れてしまう事が多いからです。ペナルティーがないからですね。しかし、ゲームでは相手に得点が入るというペナルティが課されるため、「ミスした」というマイナスイメージが尾を引いてしまう場合があります。 ゲームでも練習でも「今」する事に違いはありません。その瞬間のミスには必ず理由があるのです。ゲームではラリー中、後悔の念を持たないことが大切ですが、その原因を前向きに転換して解決するプラス思考が、練習でもゲーム中でもラリーとラリーの間に考えることが必要だと思います。 |