「良いイメージ」でプレーすることは「セルフイメージ」が大きくなり良いプレーが出ます。逆に失敗をイメージした「悪いイメージ」プレーすると「セルフイメージ」が小さくなりその通りの結果が出やすくなります。辻秀一先生の「スラムダンク勝利学」や「風の大地人生勝利学」を読んでいただけると漫画からの解説でよく理解できます。
しかし、高岡英夫先生の「宮本武蔵は、なぜ強かったのか? 『五輪書』に隠された究極の奥義「水」」を読むと、「上達落下線の法則」という概念で説明されていますが、「会心のプレーイメージにとらわれてしまうと、多くの場合スランプに陥ってしまう。自分の最高の試合はすぐに忘れて、常に本来の自分に立ち返ってできることのピュアに求めていかなければならない。見事に勝ったとかうまいプレーができたというイメージを記憶しておくのは百害あって一利無しである。」とのことでした。

良いプレーを経験することは大切ですが、そのプレーを行うのはやはり「潜在意識」であり、「あの時(さっき)はできたのになぜ今はできなかったのか」という自己評価をゲーム中にすることは、かえってマイナス効果を生んでしまうものだと思いました。
「技術を獲得したと思った瞬間からその技術は色あせていってしまう」のでしょう。やはり、日々の鍛錬を通して、良いイメージも悪いイメージをも乗り越えていくことが大切なのでしょうね。