身体を練る(考)
体の使い方に最近は興味があります。「身体を練る」という発想。古武術ではよく使われる言葉ですが、今ひとつわかりません。私が参考にしているブログで「身体感覚の目覚め」というサイトがあります。この方はバドミントンをされており、古武術をどう使うかと稽古に励んでおられます。中でも以下の記事にはとても興味が引かれました。
「センスのいい選手と同じような体使いは部分的にばらして練習したとしても再現は出来ない、同じようにトレーニングしたとしてもそのような体使いは手に入らない。昔の練習方法は気の遠くなるような反復練習で、その中から体の使い方を覚えていった。体の使い方は動きの質を上げる『身体を練る』という発想を持って、套路という型をそのツールとして兼ね備え、だれでも質を向上させていける可能性を持っている。」 薄々は気づいていましたが、やはり反復練習がすべてです・・・。この戦術をやれば、この技を持ってすれば、手っ取り早く勝てる・・・なんて虫のいい話ですね。 古武術をスポーツに活かすという書物を取り寄せました。特に肩関節と股関節の使い方を重点的に参考にしたいと考えています。バドミントンは歴史が浅く、指導方法、練習方法ともにまだまだ発展の余地があると思います。数百年の歴史を持つ日本武術を再度見直さねばならない時期に来ているのかもしれません。 |