新学期
新学期が始まりました。今年度は新入生で一般クラスの担任です。個々の挨拶では「おはよう」に対して「おはようございます」と返せるのですが、教室の集団となると全く発声できないところに、「出しゃばりと思われると面倒くさい」と思っているのか周りの目ばかり気にしているようです。そういうところに人間関係の作り方の歪さが出ているのかもしれません。挨拶の大切さを話しましたがそんな事よりも今の自分の居場所の確保の方が優先されるようです。様々な影響を受けつつ人は生かされているわけですが、気づきに関しては人それぞれ段階があります。一歩踏み出すことよりも踏み出す勇気を持てるかどうかにその人の気づきの段階が見えてきます。哺乳類は安全な場所を確保したいという本能がありますが、確保された後もそこに安住していると成長は望めません。新学期のような新しい環境に放り出されるという事は非常に強いストレスがかかります。それはこちらも同じ。全く挨拶の返事の返ってこない教室が1年後にはどう変わるだろうかを少し楽しみにしながら色々とためしていきたいと思っています。
部活動では早くもインターハイ予選のエントリーが始まっています。「府大会では勝てるだろう」という気持ちがまだまだ見え隠れしているので掃除についての話を少ししました。汚いところを掃除するのは当たり前、綺麗なところをより綺麗にする事を続ける事が損得を離れた隙のない姿勢へとつながると思っています。負ける時は多くの場合、一瞬の隙をつかれたことが原因となっています。「一事が万事」細かいところに隙を作らないように心がけなさいと話をしました。 |