4スタンス理論
全国社会人バドミントン大会の団体戦が中止になり、何となくぽっかりとあいた穴を感じる今日この頃ですが、いよいよ全国選抜に向けて最終段階となってきました。この週末から遠征や練習試合などもバシバシと入ってきており、しかも来年度のインターハイ予選の校内予選も、もうすぐ始めないとという忙しい時期です。夏以降は自分の試合にも出場させていただいたので今月は生徒の色々なお手伝いが出来ると思っています。
さて、「4スタンス理論」というものを教えてもらいました(テレビで紹介されていたようで)。何となく知ってはいたのですがとりあえず判断してもらうと、 1.グリップは掌で持つ深めが力強い 2.踵よりの重心 3.足は内股の方が力が入りやすい という「B2」らしいです。測定方法に問題があるかないかはさておき、グリップの深さはタウフィック氏のように深めでぎゅっと握るイメージ、それとリアクションを起こす「踵スイッチ」、構えでは「ガニ股」ではなく少し「内股」。なるほど、この方が自分に合っているのかもという感じです。この形でないとダメというのではなく、その人にとっての向き不向きの形があるというのは何となく感じていました。したがって指導の場面でも本人がやりやすいかどうかという感覚を一番大切にしなければならないという事です。押し付けるのではなく「どう?」と聞いてあげる事が出来るかどうか、結果をすぐに追い求めるあまり「だめだ!○○しろ!」と言ってしまわない、観察する忍耐が大切です。もちろん自分のプレーに関しても同じことがいえるわけで、自分に「○○しろ!」なんて心で命令してもそれはただの自分に対する暴言です。身体の感覚に対して「どうなの?何か違和感がある?」と問いかける姿勢が大切ですね。 4スタンス理論についてはもう少し調べて実践してみたいと思います。 |
卒業式
先日は卒業式がありました。私は3年生の担任なので送り出す立場です。バドミントン部の3年生の生徒は全員私のクラスでしたので色々な思い出が思い起こされました。最後のホームルームでは保護者の方々に見守られながら卒業証書を手渡します。授業参観のようで緊張しました。
さて、何を話そうかと色々と考えて準備していました。やはり最近の身内の不幸という出来事から生というものについてどう考えるかがテーマかなと思いました。まずは私の高校時代の卒業式の思い出....変形制服が見つかり怒られる(笑)・・・から話を始め、本題へ。 「これから色々な困難が必ず待ち受けています。生老病死の苦は必ずつきまとう上に人間関係が最も苦しいかもしれません。なぜ生きているんだろう、生きる意味は何だろうと考えることもあるかもしれません。しかし、その事について考えるという事は大切な事ですが答えは出ません。ですので、なぜ生きているのかというよりも死なない工夫を考える事が最も大切です(南直哉禅師が語るものをパクる・・)。 さて、1年生で入学してきて、意味もわからず30分の座禅から始まりましたが(苦笑)、その後自分の心は少しでも観察することができましたか?雑念がむくむく出てきて10秒たりとも集中できないことがわかると思います。ましてや競技中など結果が頭をよぎり平常心を保つ事は難しいですね。そして、入学式後に話したこのクラスの(損得を抜きにした)3つの心得(約束)は何だったしょう・・・?当ててもなかなか答えられず・・・。 「挨拶」「返事」「靴の踵を揃える事」ですね。その根底を支えるのが「腰骨を立てる」という事でした。 これから苦しいことが色々と起こります。その時は腰骨を立て、ゆっくりと呼吸をしてみてください。身体から心が整っていくことがわかるようになると思います。心と身体は密接につながっています。頭で思考をこねくり回すだけではなく、身体からの信号に意識を向けていく事も大切です。」 というような内容で話したと思います。20分くらい話しましたがなかなか上手くはまとめられません。「TED」というアメリカのスピーチ動画を参考に話の中にジョークも混ぜながら...なんて考えていましたが、そんな余裕はありませんでした。 4月からはもしかすると新入生を受け持つかも・・・。また始まるのか、という感じです。 |