文武両道
期末考査が終わり、しばしの休養も終わりです(笑)。今月末にはインターハイに出発です。インターハイの激励会では様々な種目が出席していて、大阪の代表校を知ってなかなか面白かったです。公立の進学校が代表校になっている種目もあり驚きました。アメリカではセカンドキャリアを見越しての教育が盛んです。トップアスリートを終えた後も次の職業で活躍できるように文武両道が当たり前になっています。プレーしてはいけない時期(オフシーズン)も設定されており、大学では成績が下がると出場権が剥奪されるなどのペナルティがあります。最近の日本のスポーツで勝てれば勉強は必要ないというような考え方はもはや危ないと思います。
両親が小学校の教員だったということもあり、学校では絶えず周りの目を気にしながら何でも頑張りました(担任の先生も親の友人だったりしたので)。また根っからの負けず嫌いでしたのでバドミントンが伸び出してからも「勉強はできない」と言われるのが嫌で勉強もそれなりにやっていました。中学校では友人に、高校では先輩に学力優秀な人がいたのも影響が大きかったのかもしれません。 中学生時に肘を壊し、「スポーツでご飯を食べる」という考え方は非常に危うい事だと思っていました。大学を選ぶ際もプレーが続けられなければどうしようもなかったのでスポーツ推薦ではなく一般受験して大学に入りました。高校、大学と推薦入試をすべて断っての受験でしたが今思うとそれで良かったのだと思っています。 最近の子供達を見ていると中には全く勉強に興味を示さない子もいます。バドミントンはレベルが上がっているのですが、プレーが終わった後はどうなるんだろうかと心配です。稼業を継げればいいですが、結局色々なところに頼み込んでその種目に関係するところで働かせてもらうのかと思うと、「本当にそれでいいのか?」と余計な心配をしてしまいます。 本当のところをいうと今の学校での勉強は人が作り出したこの世のシステムに上手く乗っかれるようにするための手段でしかありません。また、学校で教えていることはもしかすると「教員になるために」という勉強が多いのかもしれません(教員は職業として教員しかやってないことが多いので)。本当の勉強というものは誰も教えてくれず、自分で求めるしかないと思っています。しかし、目標を持ちにくいこの世の中では今来た「LINE」に返事することだけに一生懸命になってしまうのかもしれません。縁に気づけない心理状態ではこの世の中はとても生きにくいものです。 |