目標の試合
先々週は体育大会が行われ、教員チームとして飛び入りの綱引きに出ました。やっているとやはり力は抜けないもので全力で5本引っ張りました。案の定、終わった後は握力がほぼ無くなり、お風呂では洗面器も持てないくらいになっていました。翌日の練習ではラケットも振れないのではないかと心配でしたが、意外にもラケットを軽く扱うことが出来たのか前衛でのストップが異様に連続で出来ていました。何が功を奏するかわかりません。プレー前から「今日は○○だからできない」という考えを「○○だけどどんなプレーが生まれるかな」と切り替えることでその時間を充実させることが出来ると思います。そういう考え方は桜井章一氏の著作から大いに学べます。「自己」を離れ身体の感覚に敏感になれるようにはどのような心持ちが大切か、または何がその感覚の感度を下げる邪魔しているのかということを常に考えています。多くは「傲慢さ」であったり「欲」なのですが。
全日本シニアも近くなり、社会人の練習も力が入ってきました。とにかく今は機械のようにこなす時期かなとも考えています。「勝ち方」も大切ですが本番は何が起こるかわかりません。積極的にコートに入れるように練習前は調整し、ゲーム間も気持ちの切り替え方を考えながら次、次、と心がけています。ただ...試合でコートに立てることだけを考えながら、お互いにこの試合にターゲットを絞って出場して来た人達に会えることを考えています。「それは敵だ!」と心が言ってくることもありますが、しっかりと準備しておけばそういう不安感は薄らいできます。ただ、今はそれを見つめながら練習あるのみです。 高校生の方は近畿大会まであと数日となってきました。ゲーム練習の結果に右往左往しているようですが、余裕を持つよりは不安である方がいいと思っています。煽りはしませんが...。近畿大会は試合数が多いので最後は気持ちの戦いになることが多いです。理屈ではなくごりごりと押していくということも大切です。そういう姿勢は相手にも影響を与えます。「苦しい時に逃げなかった」経験を自信に変えて頑張ってほしいと思います。 |