瞑想
台風が去り、最近では空が高く感じます。クラス生徒の対応でなかなか体育館に顔を出せませんが近畿大会に向けてみな頑張っているようです。数名はノートを持ってくるので対話しています。問題意識が強くなれば本なども紹介しているのですが、本当に望まないとただの強制になります。それも縁。ただ道を歩むだけです。
最近の朝の瞑想では、掌の感覚に意識を集中させ(3秒でダメなときもありますがめげずにやり過ごす)、そこから慈悲の瞑想につなげています。あっという間に30分経つときもありますが、15分で苦しくなるときもあります。 先日は夜中に目が覚め、前日の出来事への執着の映画が心の中を駆け巡りだすと「思いの手放し」が難しく、ますます眠れなくなりました。そんな時に実践してみたのがまっすぐに仰向けになり力を抜いて、身体の感覚に集中すること。掌から肘、肩、足の踵、ふくらはぎなど順番に意識をしていくと気づかない間に眠っていました。シンキングマインドが落ちた時、初めて本当の自分が顔を出してくる。しかし、その状態を意識すると元の我欲の自分に戻る。なんとも歯痒い感じです。 (読み返してみると何とも分けの分からない話でスミマセン...ただ今の私にとってとても重要なことだと思っているので) |
好きなこと
10月になりました。いよいよ国体に向けての準備が本格的になってきます。今年は長崎で行われます。去年は惜しくも決勝で敗れたので今年は勝つチャンスかもしれません。国体はダブルスーシングルスーシングルスの3つで競われますが、選手は3名しかいないためシングルスは必ず兼ねなければなりません。近年の競技力向上を考えると体力的にもかなり厳しい大会と言えるかもしれません。4名の選手登録にしてほしいと思われているチームも多いと思います。が、なかなかそれは実現しないようです。
この9月は本当に色々な出来事があり、心の整理に非常に苦労しています。正面から向き合う、受け流す、新たな発想を試みる、書き出す、身体を動かすなどをしていますが、感情に引きずられては離れ、引きずられては離れを繰り返しています。いよいよ転換期にきているのかもしれませんが、しばらくはゆっくりと自分と向き合うしかないと思っています。その時間をどう作るかも非常に難しいのですが。 先日は学年の校外学習があり、クラスの引率で吉野の方へ行って来ました。いい天気で気温が上がり、担任している生徒たちは汗を流しながら思いっきり色々なアクティビティをこなしていました。教室では見られない一面が見えてとても有意義でした。部活動の生徒たちもこのようなバドミントン以外の活動を組み込むことで新たな一面が見えるのではないかと少し思いました。合宿などでゲーム練習ばかりでなく、山に登ったり、共同で食事を作ったりという活動ももしかすると良いんじゃないかと思っています。勝つためにはとにかく練習するのもわかりますが、やはり色々な体験を10代のうちにしておくことも大切かもしれません。最近では学校行事も減少傾向にあり「とにかく学力向上を」という方向に流れつつあります。しかし、校外での活動時と教室での学習時の表情に大変差があるため、今何が大切なのだろうかと疑問に思ってしまいます。 「好きなことをやって、それがやがて形になり、それを喜んでくれる人がいることが幸せである」 最近ではこの言葉の意味をよく考えることがあります。 |
日本マスターズ
日本マスターズに出場してきました。この試合は40代、45代、50代の3つのダブルスで競う団体戦です。前日に移動し、会場での練習もすることができました。45歳代の方が先に練習されていたので基礎打ちをした後にゲーム練習。列車で座りながらの移動だったので身体が少し固くなっていたのかわかりませんが、シャトルとの身体の位置が少しずれていたようで肘と肩に少し痛みが走りました。ゲーム練習では強い球よりも今打てるショットを出来るだけ正確にと考えてラリーを楽しむ感じで動きました。1時間の練習も終わり宿へ。ま、とりあえずいきますかのように居酒屋へ。料金が安かったこともあり少し呑み過ぎている感じがしました。大量に水分を取り就寝。埼玉県は朝晩の気温は低くなって快適でした。宿泊している部屋も最初はエアコンをかけていたのですが、窓を開けた方が涼しく空気がきれいでした。
さて、試合当日。3チームのリーグ戦ですが初日は1試合のみでした。朝一で茨城県と当たりました。序盤は少しプレーに違和感があり競り合いましたが終盤はすっと抜けることができ勝利。45代、50代も無難に勝利して一勝。しかし、体力的にはきつくなかったものの試合後は極度の睡魔が襲ってきました。女子チームのコーチをした後、昼食をとり、その後は会場の隅で寝ていました。朝起きた時から試合に向けて準備を行うためその日の試合がもう無くないとなると一気にお休みモードに入ってしまいます。一時間くらい昼寝した後、試合を観戦していました。 二日目。リーグ戦と決勝トーナメント一回戦が行われます。負ければ帰阪です。まずは鳥取県。アップがうまくいったのかかなり柔らかく動くことができました。点数が離れるとやりたいことがむくむくと出てきて、前に出て無謀なプレーで点を取りにいくという「欲」が出ることもありました。この辺りは「まだまだ若いな」と感じました。2−0で取り各年代も勝利し決勝トーナメントへ。緒戦は静岡県。特に40代は福島県と大激戦して抜けて来た強敵でした。試合開始早々、やはり今までとは違いラリーが長くなる展開が多くなりました。チャンスと思えば慌ててスマッシュして息が上がるというなかなか情けない展開。 「まてまて、スマッシュだけが得点できる手段じゃない」 そう声に出しながら、相手のショットを冷静に見つめると、ドライブを強打してくるところから(バックアウトが多かったのですがついつい触ってしまう)前に詰めて攻めて来ていました。強い球ですが浮いていたりすることもあったのでその球を沈めたりしながら相手を前に出さないように心がけました。それ以上の強い球は見逃してバックアウト。後半は上手くまわり2−0の勝利でした。45代も上手くまわして勝利。翌日の準決勝へ残ることができました。 3日目。相手は石川県。元全国チャンピオンや実業団選手がいるとても層の厚いチームです。去年はなんとかそこに勝ったので優勝まで持っていけましたが今回も、というような甘い考えはさらさらありません。全力で準備をして3番目までまわってくることを期待しながらコーチ席に着きました。ここからは45代、50代、40代の順番です。45代は元インカレチャンピオンペア。とにかく強打、好守で隙がありません。アタックをかわされ、沈めても沈め返されて終止相手のペース。前衛が強い球を待っていることが見事に読まれていました。その辺りを伝えましたがやはり反射的に待ってしまうものは簡単に変えられません。私も数年前の全日本シニアで同じように沈められて負けた記憶がありましたから。0−2で負け。続く50代も左から繰り広げられる強打とドロップに苦しめられました。なんとかファイナルに持ち込み最後まで競り合いましたが1−2の敗退。3位に終わりました。終わった瞬間は「・・・・・・・。」でしたがしょうがありません。去年も40代の方と対戦できなかったので今回は対戦したかったのですが、そんなに甘くはありませんでした。 今回の大会から学んだことは、ウォーミングアップを十分に行うことはもちろん大切ですが、試合直前の2分くらいのアップではフリーな感じでゆるゆるとやった方が上手く試合につなげられると思いました。動画などから見ると海外選手のウォーミングアップは色々なショットを緊張することなくリズミカルに行っています。その辺りを今回真似してみましたが良かったと思います。 |