全日本シニア
先々週末は全日本シニアで愛知県に行ってきました。金曜日は夕刻から移動し、とりあえず銭湯の場所を確認(笑)。ロビーでは徒歩15分、車で5分と言われましたが、徒歩で移動することに決定。歩いてみると7分くらいでつきました。地元の古くからある銭湯を大きくしたような感じでいつも行くところとよく似ているので好感が持てました。
さて、初日はダブルス。緒戦は京都府の三菱自動車の監督さん達ペアです。生徒達がお世話になっていることもありましたが、ここはそんなことを考えていられるようなところではないので常に全力で集中です。しかし..いきなりのサービスエラー..ネットにかかる...肩が固すぎてラケットが引けません。その後もリターンが中途半端、ロブは甘いなど連発しますがペアのフォローで点数はリード。最後の最後のマッチポイントでようやくいつものリズムで数本のドライブから前へ詰めてのアタックが出来ました。なんともラッキーな緒戦でした。終了後、相手と話をしながら、「よく動くね〜」と言われましたが「それだけが取り柄です・・・」としか答えられませんでした。 2回戦は東京都の方達です。背の高い(180cm以上?)方と背の低い方(約160cm)のペアで何となくどう攻めれば良いかわからない状態でしたが、アタックロブに対してスマッシュをエラーしてくれたというラッキーも重なり、得点的に見ると差の出た結果となり2回戦突破でした。 3回戦は同じ県の高校出身の友人との対戦となりました。去年のプレーからも実力は高いとわかっていたのでここからが一つの山場だなと思っていました。しかし、少し相手を気にし過ぎてか狙い過ぎている傾向があり、「これで決まるだろ!」という欲が先行していて、リターンされるとあわてて取りにいくということが度々出ていました。おまけにクロスに振りながら、クロススマッシュされると待っていないなどの油断も見え隠れして、「危ない、油断していて集中できていない」という自分との戦いになっていきました。これでは良いプレーがでないこともわかっているのですが、そのときはまずそこしか考えられない状態でした。1ゲーム目は見えやすいコートに入っていたこともあり21−12で勝利することが出来ました。それも更なる油断を呼んだのか、2ゲーム目は逆に終始リードされます。5点差くらいを終盤良い流れになり追いつけそうになりましたが、相手のプッシュに対するリターンがネットの白帯にかかるエラーでファイナルへ。ファイナルは11−9で折り返し、12−9で広げましたが、そこから固さが出たのか12−12。そのあたりから徐々に差を広げられていきました。17−21で敗退。残念ながらベスト16へ入ることが出来ませんでした。 翌日はミックスダブルス。緒戦は滋賀県の方達との対戦です。男性の力強いショットと女性の前に出てくるブロックには手こずりましたが、男性を動かすことでチャンス球を作ることが出来ました。女性同士の長〜〜〜いハイクリア合戦もありましたが、なんとか勝利。終わってから「先生、ありがとうございした!」という言葉に何とも身の引き締まる思いになりました。2回戦は地元愛知県のペアです。相当強いであろうことはわかっていましたがミックスダブルスはペア同士の相性もあるのでやってみないとわからないと思っていました。第1ゲーム。相手は男性が後ろからサービスを打つという本格的な形です。しかも、そのサービスがまた平行に出てくるので打ちにくい!さらに、女性のバックハンドサービスもロングサービスがわかりにくい!これは苦戦するなと思いました。なんとか相手のエラーも最初は出て来たので13くらいまでは競り合いました。しかし、そこからサービス周りで上手くまわされ引き離され15−21。とにかく2ゲーム目を頑張ろうということで始まりましたが... 相手の沈めてくるショットが異様に精度が高く、女性が詰めてくるのでネットにも置けない。 上げて甘くなれば打たれる、打たれそうで落とされる、上手く上げても上手く沈めてつながれる。 そのうちロブが難しく感じるようになりバックアウトが出る。 得点に差がついてくると上げないように考えてクロスのハーフを狙ってみる、しかし、女性の頭は超えても男性が前に突っ込んで来てアタックされエースを取られる。 ネット前に上手く落とせても今度は女性のスピンネットが異様に回転して上げにくい。 ドライブ合戦になると対応できるのですが、それ以外は完全に主導権を握られ、久しぶりに何をしたらいいかわからないまま、思わず「凄いな〜!」と感嘆の声が出てしまうほどの完敗でした。ミックスダブルスはサービス周りはもちろんですが、ロビングと沈める球の精度がものすごく影響するなと感じました。後衛の男性のサイドにテンポよく動きながら沈めてくる姿は印象に残って頭から離れません。また良い勉強をさせてもらいました。 翌日は帰りに鈴鹿サーキットによって息子とジェットコースターに乗って騒いできました。息子は本格的なゴーカートに乗ってタイムアタック。なのに前者が遅いのでインから抜かそうとしてクラッシュ、ピットインと間違える、最終停車で前者に追突....やってくれました息子君! それでも楽しいシニア紀行でした。 |