波動の原理
新入生の担当でなが〜い1週間が終わりました。こんなに時間がないの?というくらいイベント盛りだくさんです。クラブにもなかなか顔を出せません。知り合いの中学校の先生に聞くと「いつものこと」という返事が。皆頑張っています。私もまだまだです。
週末は1日だけ休みをもらいちょっと田舎へ帰省。草木の手入れを目的にホームセンターへ行って花や種をたくさん買い込み1日作業してきました。暖かくなると芽が出ているかもしれないと思うと作業中からうきうきとしてしまいます。そういう時間の過ごし方も実は大切なんだと最近考えています。 部活の方ではやはりこの慣れない時期に体調不良がちらほらと出てきています。インターハイ予選まで約2週間、世界ジュニアではシンングルすべすと8に残っていると聞いていますが、遠征組も学校での練習組も氣をしっかりと持って乗り切ってほしいと思います・・・という思いで今日は靴箱の靴を揃えてまわりました。 荒井義雄氏の「中心気功法」を読んでいる時に船井幸雄氏の名前が出てきていました。ふと古本屋に寄った時にその名前をみかけたので「にんげん」という本を購入しました。信じられないような話なのでなかなか頭に入ってきませんがその中に出ている強く伝えたい事は大切な事だと感じました。 「波動の原理」 1.同じ波動は引き合う 2.異なる波動は排斥し合う 3.自分の出した波動は世の中に影響を与えるが、そのまま自分に返ってくる 4.優位の波動は劣位の波動をコントロールする 世の中を動かす「波動の原理」に基づき正しく生きる 1.エゴ、損得、執着を減らす 2.こだわりを減らし自由に生きる 3.長所を活かし自分や周りに貢献する 4.肯定、感謝しプラス発想する 5.実現可能な良い事を勉強し思い続ける 少しだけ読書の幅が広がってきました。 |
新学期
新学期が始まりました。今年度は新入生で一般クラスの担任です。個々の挨拶では「おはよう」に対して「おはようございます」と返せるのですが、教室の集団となると全く発声できないところに、「出しゃばりと思われると面倒くさい」と思っているのか周りの目ばかり気にしているようです。そういうところに人間関係の作り方の歪さが出ているのかもしれません。挨拶の大切さを話しましたがそんな事よりも今の自分の居場所の確保の方が優先されるようです。様々な影響を受けつつ人は生かされているわけですが、気づきに関しては人それぞれ段階があります。一歩踏み出すことよりも踏み出す勇気を持てるかどうかにその人の気づきの段階が見えてきます。哺乳類は安全な場所を確保したいという本能がありますが、確保された後もそこに安住していると成長は望めません。新学期のような新しい環境に放り出されるという事は非常に強いストレスがかかります。それはこちらも同じ。全く挨拶の返事の返ってこない教室が1年後にはどう変わるだろうかを少し楽しみにしながら色々とためしていきたいと思っています。
部活動では早くもインターハイ予選のエントリーが始まっています。「府大会では勝てるだろう」という気持ちがまだまだ見え隠れしているので掃除についての話を少ししました。汚いところを掃除するのは当たり前、綺麗なところをより綺麗にする事を続ける事が損得を離れた隙のない姿勢へとつながると思っています。負ける時は多くの場合、一瞬の隙をつかれたことが原因となっています。「一事が万事」細かいところに隙を作らないように心がけなさいと話をしました。 |
4スタンス理論
全国社会人バドミントン大会の団体戦が中止になり、何となくぽっかりとあいた穴を感じる今日この頃ですが、いよいよ全国選抜に向けて最終段階となってきました。この週末から遠征や練習試合などもバシバシと入ってきており、しかも来年度のインターハイ予選の校内予選も、もうすぐ始めないとという忙しい時期です。夏以降は自分の試合にも出場させていただいたので今月は生徒の色々なお手伝いが出来ると思っています。
さて、「4スタンス理論」というものを教えてもらいました(テレビで紹介されていたようで)。何となく知ってはいたのですがとりあえず判断してもらうと、 1.グリップは掌で持つ深めが力強い 2.踵よりの重心 3.足は内股の方が力が入りやすい という「B2」らしいです。測定方法に問題があるかないかはさておき、グリップの深さはタウフィック氏のように深めでぎゅっと握るイメージ、それとリアクションを起こす「踵スイッチ」、構えでは「ガニ股」ではなく少し「内股」。なるほど、この方が自分に合っているのかもという感じです。この形でないとダメというのではなく、その人にとっての向き不向きの形があるというのは何となく感じていました。したがって指導の場面でも本人がやりやすいかどうかという感覚を一番大切にしなければならないという事です。押し付けるのではなく「どう?」と聞いてあげる事が出来るかどうか、結果をすぐに追い求めるあまり「だめだ!○○しろ!」と言ってしまわない、観察する忍耐が大切です。もちろん自分のプレーに関しても同じことがいえるわけで、自分に「○○しろ!」なんて心で命令してもそれはただの自分に対する暴言です。身体の感覚に対して「どうなの?何か違和感がある?」と問いかける姿勢が大切ですね。 4スタンス理論についてはもう少し調べて実践してみたいと思います。 |
卒業式
先日は卒業式がありました。私は3年生の担任なので送り出す立場です。バドミントン部の3年生の生徒は全員私のクラスでしたので色々な思い出が思い起こされました。最後のホームルームでは保護者の方々に見守られながら卒業証書を手渡します。授業参観のようで緊張しました。
さて、何を話そうかと色々と考えて準備していました。やはり最近の身内の不幸という出来事から生というものについてどう考えるかがテーマかなと思いました。まずは私の高校時代の卒業式の思い出....変形制服が見つかり怒られる(笑)・・・から話を始め、本題へ。 「これから色々な困難が必ず待ち受けています。生老病死の苦は必ずつきまとう上に人間関係が最も苦しいかもしれません。なぜ生きているんだろう、生きる意味は何だろうと考えることもあるかもしれません。しかし、その事について考えるという事は大切な事ですが答えは出ません。ですので、なぜ生きているのかというよりも死なない工夫を考える事が最も大切です(南直哉禅師が語るものをパクる・・)。 さて、1年生で入学してきて、意味もわからず30分の座禅から始まりましたが(苦笑)、その後自分の心は少しでも観察することができましたか?雑念がむくむく出てきて10秒たりとも集中できないことがわかると思います。ましてや競技中など結果が頭をよぎり平常心を保つ事は難しいですね。そして、入学式後に話したこのクラスの(損得を抜きにした)3つの心得(約束)は何だったしょう・・・?当ててもなかなか答えられず・・・。 「挨拶」「返事」「靴の踵を揃える事」ですね。その根底を支えるのが「腰骨を立てる」という事でした。 これから苦しいことが色々と起こります。その時は腰骨を立て、ゆっくりと呼吸をしてみてください。身体から心が整っていくことがわかるようになると思います。心と身体は密接につながっています。頭で思考をこねくり回すだけではなく、身体からの信号に意識を向けていく事も大切です。」 というような内容で話したと思います。20分くらい話しましたがなかなか上手くはまとめられません。「TED」というアメリカのスピーチ動画を参考に話の中にジョークも混ぜながら...なんて考えていましたが、そんな余裕はありませんでした。 4月からはもしかすると新入生を受け持つかも・・・。また始まるのか、という感じです。 |
近畿シニア
1、2日は奈良県で近畿総合シニアの部がありました。ダブルスとミックスダブルスのエントリーでした。全日本ではダブルスは3位でしたが、その中で学んだものを活かすことができるかというのが今回の課題でした。「打ち抜く!」なんて鼻息荒くコートに入るとジャンプからのバランスの崩れとイメージとのギャップに苛まれます。とにかくラリーを切られないように「一本一本、意味(意図)のあるショット」を心がけました。
緒戦、なんとか力まずにコートに入ることができて突破。二回戦は高校時代の先輩との対戦です。対戦経験が少ない上に、高校時代は負けた経験しかないので少し不安でした。フォアハンドからのリバースストレートショットに翻弄させられましたが、大きくクリアする中でチャンスを作ることができました。ペアの方も背が高く足も強くなかなか手強かったですが、終盤は足が少し止まったようで、ハーフショットでのエラーが目立つようになっていました。 3回戦は何度も対戦した事のある、しかも全日本シニアでも上位進出する相手です。強打とつなぎ、それ以上に決まるパターンに上手くはめてくる強敵です。1ゲーム目は相手のエラーも多くなんとか逃げましたが、2ゲーム目はやはり沈めるショットからのこちらのロブの甘いところを潜り込んでアタックする攻撃が連続してきました。その作りとしてサービス周りでの先手を取られる戦法にはかなり手こずりました。やはり、サービス周りで触らなければならないところと、後ろに任せるところはゲームの流れによっては変えていかなければ相手の変化についていけないと思いました。打つようで後ろに仕事をさせる、打たないようで捕まえて先手を取る、なかなか難しいですがゲームの序盤と終盤でははっきりと流れは変わっていたなと思いました。試合はぎりぎりのところで勝利でした。 決勝戦は何度も会場で会いながらも私はあまり対戦した事がないペアでした。一人が上手く沈め、もう一人が強打で押してくるペアでした。ダブルスのオーソドックスな強い形ですね。最初のコートは見えにくい方から入ったのですが、相手の少し高いスマッシュ、プッシュが捉え辛くエラーの連続。自分でもなぜフレームに当たるのかわからないくらい「あれ?」という違和感です。試合では見えにくいコートから入る事にしていますが、相手にもよります。見えやすい方から入り1ゲーム先取できるならそれをプレッシャーに使える時もありますので。ぎりぎりに所で1ゲームを先取。「ほっと一息」でした。2ゲーム目は見えやすいコート。案の定、相手はこちらの少し高いスマッシュなどが見えにくいようでエラーが出てきていました。その中で相手は猛然とアタックと前陣を取ってきました。しかし、こちらはシャトルがよく見えるため、相手のプッシュも押し返すことができました。なんとか優勝。ほっと一安心でした。 翌日はミックスダブルス。府内でもなかなか勝てないので「なるようにしか・・・」なんて思っていましたが、やはり勝ちたいもの。緒戦は再度高校時代の先輩との対戦になっていました。あのフォアからのショットは危ないな・・と考えていました。すると、ペアの女性の方はネット前でのブロックが非常に上手く、アタックが前に落とされ、その返球をコースを変えたネットでやられます。こちらのアタックをそれほどまでに読み切りブロックするのはなかなか出来ない事だなと思いましたが、逆にそう待たせようとも思いました。強打ではなく浮かせずにネット下で触らせるようにして相手からの返球を前衛に詰めてもらいました。その中で前に入ってくるところをクリアで攻め、その返球はまた強打ではなく沈める。そうしていると上手くまわることができました。 次の2回戦は今まで勝った事のないペアが相手でした。 「絶対にチャンス以外は強打しない!」 というのは今までの対戦で強打を返球されるところからこちらが崩されるパターンがとても多かったからです。強打して返球されることに自分の自尊心が傷つき、それを「そうじゃない!」とアピールしたいが為にさらに強打を連続するという、何とも稚拙な思考パターンにはまっていたのでしょう。強打とは上からはもちろん、低いところからの前衛を抜きたいが為のアタックロブも同じです。とにかくお辞儀するショットを多くし、棒球を少なくして相手が打ちやすいショットを少なくしていきました。相手は少し力んでくれたのか強打のエラーが目立っていました。初勝利!やった感が少ないのは少し残念ですが(まだ、自尊心(欲望?)がうずいてる・・・)とにかく勝つための方法を実践できた事は良かったと思います。 決勝戦は同じチームのペアです。私のペアの元ペアの方との対戦で、非常に、非常にやりにくいのです。弱点を見透かされていますから。試合開始からとにかく相手にラリーを作られないように高いショット、ロビングやクリアでの展開になりました。相手も様子をうかがっているのか長いラリーが続きます。競り合う中でこちらのエラーが少し増えはじめ1ゲームを取られました。2ゲーム目はこれまた上手く女性を後ろに追いやられ、なかなか私がシャトルに触れません。10−15。もはや後はありません。「後ろに入る!!」と覚悟を決めるためなんとか流れを持ってこようと思い、相手が後ろから打つスマッシュに対してネット前に詰めてプッシュで返球。これがうまくいってエース。とにかく打たないと、という事でペアを前衛に促し後ろから作っていきました。15−15まで追いつくことができました。後は一進一退。しかし、最後は前衛のエラーを誘われて敗退してしまいました。しかし、今回はフォーメーションの欠点が浮き彫りにされ、後で色々と話をしました。後日、練習で試そうと思います。 試合後、なかなかの腰痛に悩まされていますが、ボールころころで様子をうかがいたいと思います(笑)。 |