国体 in 町田市
国体に行ってきました。今回は順調にいき、準々決勝で福島県にあたりました。インターハイでは敗退していたので、難しい選択でしたがシングルスの連続で挑戦しました。ダブルスはサービス周りの上手さと強烈な角度のアタックに圧倒され、0−2で敗退。しかし、続くシングルスはインターハイに続き勝利を収めることができました。相手はやや息が上がっていたようで、後半は良いゲームメイクでした。第2シングルスですが1−1となったファイナルゲーム。7−11とリードされてましたが、チェンジコート後すぐに11−11に追いつくと、そこから接戦となりました。最後はぎりぎりで逃げ切り勝利!インターハイの雪辱を晴らすことができてとても喜んでいました。準決勝は同じ近畿の滋賀県。ダブルスは問題なくとれたものの、シングルスはなかなか勝ったことのない相手だったので1ゲーム目を先取されました。引くい球まわしに翻弄されての結果だったので、「高く奥から」というアドバイスが功を奏したのか、2ゲーム目は相手のエラーも多くなり1−1へ。ファイナルゲームは相手も持ち直し、競り合いましたがなんとか逃げ切り、私が監督としての初めての決勝進出となりました。決勝戦は埼玉県。強烈なシングルスの選手がいるのですが、こちらの選手も「是非対戦したい」ということなので、またしても単複連続でエントリーしました。ダブルスはいままであまり対戦したことのなかった相手だったのでどうかなと思いましたが、打ち込んでくる球自体は、福島県よりも甘くラリーはつながるようでした。しかし、勝利へのこだわりかどうかわかりませんが、いつになく肩が上がっていて、打ち込む球はこちらも甘くなっていました。「これで決まり」というようなショットがことごとくリターンされ逆に劣勢に。打たされる中でさらに力みが出てきてスマッシュもバックアウトする始末。ハーフタイムではもはや何も聞き入れられない表情。こうなればしょうがないです。もはや託すしかありません。この辺りは性格が大きな要素になってくるのでなかなかこちらはタッチできない部分です。ファイナルにもつれるものの敗退。シングルスでは相手は体調万全な強敵です。こちらも一度勝ったことがあるものの、再戦ではわからないのが現状でした。良いラリーをするものの17−21で1ゲームを取られ、2ゲーム目も少し疲れたのか13−20で相手のマッチポイント。「ここまでか」の雰囲気でしたが、なんとそこから開き直ったのか、ものすごい長いラリーもどんどん制し、20−20に追いつきました。「もしかしてッ!」と思いましたが、惜しくも延長ゲームで敗退してしまいました。差はあると思っていましたが、ここまで迫れるということはやはり実力もついてきているのだと感じました。後は何事も継続できる気持ちでしょうか。
学校では部活ノートを出せない人が最近いるので主将にどんなものかと話をしていましたが、一部は「出したくない」とのこと。書いて出さないのか、書けないから出せないのかわかりませんが、大変残念なことです。しかし、それも性格。伸びる人の条件はまず「素直さ」があります。どこでどう氣づくかわかりませんが、それも人生。人と人との関わり方の難しさをこの身に感じる今日この頃です。 |
近畿総合
近畿総合バドミントン大会があり生徒を引率して体育館にいきました。会場はまだまだ暑く、じっとりとしていました。初日はダブルスです。1ペアは全日本総合の権利を獲得していることもあり棄権。もう一組のみの試合となりました。1回戦・・・棄権勝ち。あら...という感じでしたが、2回戦は高校生でした。近畿大会で負けたことのある相手でしたが、試合が進むにつれて相手もエラーが増え、なんとかいけそうな感じでした。前半こそ競りましたが後半は引き離して勝利。3回戦は大阪の社会人です。社会人のダブルスで優勝している人だったので、どうかな・・・という感じでしたが、とにかく「社会人は油断したり諦めたりすることは無い。最後の最後まで勝負していることを忘れないように」と声をかけました。長いラリーになりなかなか抜け出せませんが、徐々に相手にエラーが出はじめ1ゲームを先取。2ゲーム目は大きな展開に持っていかれ前半は苦戦しましたが、そこを我慢してよくしのぎ勝利しました。4回戦は大学生。厳しい戦いでしたが、相手の一人が少しふくらはぎを気にしている様子が伺え、そこに大きく上げたり、前後に揺さぶったりとファイナルぎりぎりで逃げ切りました。相手の弱いところを狙うということは相手に取って障壁となるため、相手はその障壁に向かって挑戦することになります。お互いがお互いの障壁になることでお互いが向上すると思うので、ルール内でどんどん攻めていくことはとても大切なことだと考えています。準決勝も大学生。この相手はセンス抜群の相手なのでなかなか追いつかないだろうと思っていましたが、とにかく「挑戦する気持ちで色々と学んでくること」と話した記憶があります。打たされながらレシーブで押し込まれ、その返球を前に詰められるという展開で大きく引き離されます。やはり押し込まれた後のアタックや前への返球が浮いてしまうためそこを狙い撃ちされました。当然でした。まだまだパワー不足ということです。準決勝で敗退しましたが、この大会は3位決定戦があります。相手は実業団。分は悪いのですが相手は6試合目。疲れがないわけはありません。相手は前衛で止めることは上手でしたが、そこから押し込まれることは無かったので、「前衛で勝負しよう!」と声をかけました。アタックやプッシュを恐れていては前に出ることは出来ません。しかし、思い切って勝負するという気持ちになれば、たとえラケットを立てて触られても足は前へ出るものだな〜と感心しました。相手の疲れも功を奏して勝利!3位といういい結果に終わりました。上位の今後の結果次第ではもしかすると全日本総合への権利がまわってくるかもしれません。
2日目はシングルス。5人が出場しました。1人は1回戦棄権勝ちのため2回戦に進みましたが、いきなり実業団の本校卒業生。かわしたり相手をだましたりと色々と仕掛けますが、相手には全く効かず6点で落とします。ゲーム間に「何で勝負したいのか?」と話しましたが動揺中で話し聞けず・・・。「だましたり、かわしたりが効かない相手には、奥から打たせること。バックアウトが今までにあったか?(実際になかったので)」と話しました。2ゲーム目は簡単にアタックを決められることは無く、16点まで善戦。力は出せたと思いました。試合後、どうだった?と話を聞くと、「大きく後ろまで上げることができたら、相手のショットが少し見えてきました」と話していました。「良かったな」と一言だけ返しました。私の声かけは心の片隅に少しだけ残っていたようです。しかし、私に言われたとは感じていない様子でした。少し寂しさがありましたが、まだまだ心の動揺が隠せない1年生だったので仕方がないなと思いました。「だから言ったでしょ?」という言葉だけはここで言ってはなりません。あくまでも自分で挑戦したのだと感じてくれることが私の本意ですから。 あと3人はベスト16で大学生に負けてしまいましたが、良い試合内容でした。もう一人の1年生がまさか他府県の国体成年男子のシングルス選手に勝ってしまうとは思いもよりませんでした。集中すると底が知れません。ただ、体力的にきつくなると諦めてしまうのでそこはこれからの課題として見えました。また、ある一人は、ファイナル7−1で勝っているものの追いつかれて競り合いになり惜しくも敗退。5〜6点差には油断という魔物が潜んでいるとあらためて思いました。本人が気付けるかどうかは難しいところですが。唯一の3年生がベスト8。「足がつりそうなんですけど・・・」と試合前。「つってしまえば?」と声をかけるとなんと返すだろうと思いましたが「そうですね!やるだけやってみます!」と明るい返事。結局ゲーム中に痙攣を起こすことは無かったので一安心でしたが、この辺りのやり取りも人によっては難しい問題を含んでいます。信頼関係がある生徒だったのでそう言いましたが、そうでない場合には自分でもどう声をかけるか、その時にならないとわかりません。 今週末は国体合宿。毎週連続で色々と忙しいですが、「ま、なんとかなるか」でいきたいと思います。 |
日本マスターズと全日本ジュニア
先々週末は高校生は全日本ジュニア大会で石川へ、私は日本マスターズで福岡に行ってきました。代表生徒は体に少し不安を抱えながらの大会でしたが、初日(14日)を終えてダブルスは一つがベスト4に残り、惜しくももう一つは勢いのある一年生ダブルスに負けベスト8止まりでした。私の方は予選リーグで岡山県と韓国との対戦でした。この大会は年代別に40、45、50歳代の3つのダブルスで勝敗が決まります。岡山県戦では緒戦でもあったため力が入ってしまい、レシーブが思うように奥まで返りません。前に詰められて打ち込まれるという何ともふがいない内容でした。1ゲームを半分くらいで落とし、「おいおい・・・」というチームからの雰囲気も、とにかく相手に付け入るところをなんとか探していると、独りが息が上がってきているのが見えました。気温は30度を超えていたため体育館はなかなかの暑さになっていました。ロングサービス!!もうこれで揺さぶりをかけてなんとかファイナルゲームへ。ようやく固さがとれてきたのか、相手の疲れも功を奏し2−1で勝利。その後の45、50代も勝ちリーグ戦初勝利。ほっと一息でした。続く韓国戦は....ビビってましたが少しレベルが低かったのでゆっくりと出来ました。初日は2勝で終えることができました。試合終了は21:30という信じられない時刻でしたが...。
2日目(15日)は全日本ジュニアはシングルス。有力1年生は惜しくもファイナルで初戦敗退。2年生の一人も同様にファイナルで敗退しベスト16。しかし、残る2人の2年生はベスト4まで残っていました。一安心です。私の方は予選リーグ2勝同士の福岡県Bとの対戦。しかし、この日はなぜかシャトルもよく見えてレシーブで押すことも出来、40代は勝利。後もなんとか一つとり決勝トーナメント進出が決定。しかし、トーナメントの初戦は石川県。元インカレチャンピオンやシニアトップクラスの選手がぞろぞろです。過去何度も優勝しているチームなのでここが勝負と皆さん話してました。決勝トーナメントは順番が変わります。50−45−40の順で試合をします。しかし、ここで50代、45代が絶好調!素晴らしい集中力で40代までまわさず2−0で試合を決めてしまいました。ベスト4に残り最終日へ。 3日目(16日)準決勝は千葉県を破り勢いに乗っている愛知県。40代と45代が2コートで同時に試合が始まりました。しかしッ!!ここに来てまたまた気負ったのかプレーが固い!エラーとアタックで押し込まれ1ゲームを落とします。何じゃこれは?と思うくらいの内容にそわそわしていましたが、「とにかく後ろから打たせよう」とのアドバイスに高く奥まで上げるということを実行しました。隣では先行していたものの45代も1ゲーム目を落とします。むむッ!ヤバい!と思いましたが、とにかく自分のコートに集中。2ゲーム目に入り相手の一人に息の上がりが徐々に見えてきました。チャンス!とばかりに平行に押し込むところを敢えて高さをつけてロビング。これが思いきり効果を発揮し、さらにレシーブでも前へ出ながら沈めることができました。「もう大丈夫!」と心の中で感じ2ゲームを取りファイナルへ。ファイナルゲームは前から押し込まれても引かずに押し返すことができ、勝利しました。残念ながら45代はファイナルで破れてしまいましたが、50代は奮起して勝利。決勝へ! 相手の富山県はだいぶ前に終わっていたため十分に休憩していましたが、こちらは20分弱の休憩。最後は3面同時に試合が入ります。もはや最後の試合、力むこともないくらい疲れもあったので、とにかく集中のみ。相手は背も高く力も強い強豪です。しかし、そこはやはり40代。遠いところの球に対してはバランスを崩すこともあります。力勝負に持ち込まれないように注意し、奥から攻めさせながらじっと我慢のプレーでした。ペアも焦らずに大きくリターンし、長いラリーが続きます。競り合いながらも1ゲーム目を取りました。隣では50代が劣勢、奥ではほぼ同時に45代が1ゲーム先取していました。2ゲーム目。相手はレシーブから押し込んできて力勝負を仕掛けてきます。何度か圧倒的に押し込まれますが、そういうこともあるとすっと流しながら、とにかく我慢。45代が勝利しこちらのコートサイドへ。徐々に差が開き20−13まで勝利まであと1点。しかし、しかし!!ここで何か別のプレッシャーが襲ってくる予感がしました。「優勝」の二文字です。こちらから打つ球に力が入りスマッシュのバックアウト、相手レシーブのネットインなど徐々に詰められます。20−18。もう・・・頭が・・・・の状態でした。難しいです。団体戦のプレッシャーは個人戦よりも大きいものなのかもしれません。もはやこの1点が取れる気がしないのです。「大丈夫!」と周りからの応援もあまり耳に入りません。「とにかく結果よりも勝ち方に拘るのだ!!」と心で叫び、サービスを押し込む振りをしてサイドへ散らすと球が上がってきました。よし!と前衛で待っていると相手のレシーブが少し甘く返ってきました。チャンス!とばかりに後ろに下がりながらジャンピングアタック!もう大声で叫んでいました。1本目は返されるものの、次はさらに前からアタックできる球が。シャトルしか目に入りませんでした。2本目の連続スマッシュ!決まった・・・!!! 初出場でしたが素晴らしい結果に終わり感動でした。観客席からは対戦した愛知県の方からもおめでとうと声をかけられ、うれしさが倍増でした。次も機会があれば出場したいと思います。 さて、帰りの新幹線で全日本ジュニアの結果を見てみると、シングルス、ダブルスともに優勝!2冠の達成にやるなぁ〜の一言でした。これからも生徒と同じ方向を見て進んでいきたいと思います。 |
体正面のゾーン
少しずつ体育館も過ごしやすくなってきましたが、関西は湿気が高くまだまだ滝のように汗が吹き出ます。体も汗を出しやすい体質を維持しているためか、ちょっとの運動でサウナ上がりのようになっています。さて、生徒たちは週末の全国大会に向けて練習していますが、キャプテンが代わり掃除等もしっかりと分担して出来ているようです。私はもっぱら靴揃え係なので朝、体育館に着くと靴箱の前で靴を整理しています。
さて、最近は、「強く、素早く動き出す」なんてイメージで動くと、かえって動き出しが遅れたり、打った後の次の動きで足が出ないということが起こります。やはりそれはバランスを崩しているということですね。シャトルの後ろに入って打ち出すことはとても大切なことですが、そうはさせないと相手もこちらの動きを止めてくるのは当然の戦術です。そのように遅らされても、少しでもシャトルを後ろから打ち出すようにと、半身で体を開く時に右肩甲骨を引きながら左肩甲骨を前に出し、インパクトに向かう局面でその逆を行うようにストロークすると、脊柱の軸回転運動にさらに力が加わるような感覚があり、ショットも少しパワフルになる時もありました。もちろんタイミングが大切なのでそれだけが強いショットを打ち出すコツとは言い切れませんが。 また、両肩の2点と体の正面の1点を結ぶ二等辺三角形をイメージし、正面の1点で作業をすると安定します。この三角のゾーンは脳外科医の林成之先生の著書にも書かれてあったことですが、バドミントンに応用できないかと常に考えていました。特にラウンドや頭の真上のシャトルに対してそのような二等辺三角形を作るのは難しいと考えられますが、そのゾーンを作るためには体をある程度反ることによってその形に近づけることができるようになりました。今までは当たり前に体を反れていましたが、やはり体の固さとともにそういうことまでも出来なくなっているようでした。どのようなシャトル位置においても出来るだけこのゾーンを崩さずにインパクトすることはショットの安定につながるものと考えられます。 病院に行って股関節をみてもらいました。軟骨等には異常がないのですが、球関節には少し異常が見られたようです。しかし、これは今に始まったことではないのでリハビリをするしかないようです。とりあえず週末の試合が終わるとゆっくりと療養したいと考えています。 |
新緝 森信三全集
とうとう来てしまいました!「新緝 森信三全集(全8巻)」 さっそく開いて読んでいます・・・・・って、なかなか言葉が頭に入らない!! 漢字の読み方などがわからず、つまずいていますが、かまわず読み進めています。 こういう本は寝転びながらとかではなく、やはり机の前に座って読みたくなります。 さっそくリビングに小さめのデスクを注文してしまいました。 これから生涯で何回読めるのだろう・・・と不安になるくらいの分厚さですが、とにかく読書は心の食物。毎日少しでもいいから読むぞ!!と心の決めた今日この頃です。 |