ブレイブボード
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インハイ予選ダブルス
ふくらはぎ肉離れから2週間が経ちます。少しずつ動いてはいますが、ふくらはぎ奥の方で何かまだしこりが残っているような感じです。
生徒達は明日からダブルスのインハイ予選が始まります。ダブルスだけに安定した形はまだまだできていないようですが、夏に向けてしっかりと練習しなければならない課題を公式戦で見つけていきたいと思います。 |
シングルスでの「慢」の欲望
週末は年齢別公式戦に出場してきました。金曜日の練習中に「ふくらはぎ」をやや痛めてしまったので、力を出せるかどうかが不安でしたが、とにかく「準備だけは!」としっかりとアップしてまず初日のダブルスに臨みました。ふくらはぎに負荷をかける余計なジャンプをしないように心がけ、ふくらはぎの方もなんとか最後まで悲鳴を上げずに持ちこたえてくれました。シャトルが重かったものあり、展開を有利に運ぶことができ勝ち切りました。
翌日のシングルス。先月の試合で優勝していたので、何となく「勝たなければ」と余計な固さもあり、また、コートサイドの審判の方々には知り合いの顔ぶれがずらり・・・。準決勝では周りへのアピール・・・「自分の力を見せたい!」という「慢」の欲望がめらめらと燃え立ってしまっていました。ラリー中に周りの方のイメージが心に浮かんでいたのを今思い出します。もはや集中力は半減。 体勢の悪いショットを無理に攻め込み、逆に追い込まれる始末。しかも、それをまた「頑張って(アピールのために?)」返球する自分の姿がイメージされ、体には徐々にダメージが。室温が高い中、息も上がり、頭もぼーっとし・・・。もはや足のことなど頭になく、自分の今の力を超えていたのでしょう・・・ファイナルゲームでふくらはぎが「ブリッ」と泣きました。 ダブルスでは周りで知り合いが見ていてもさほど気にかからないのですが、シングルスでは(久しぶりに出場したこともあり)、「自分が!自分が!」という欲望が強くなってしまうことがわかりました。もっともっとゲームに慣れる練習をして「自分の力」を知ることが大切であると思いました。 とりあえず肉離れをじっくりと治し、また一から練習を始めたいと思います。 |
ネットイン
久しぶりの更新となりました。最近は「バドアカ寺子屋」への質問回答に少し時間を割いています。
さて、生徒たちは学校対抗、シングルスのインターハイ出場が決定しました。今回は沖縄県での開催ということで「海!」を楽しみたいところですが、体育館にこもりっきりになるのでしょう・・・。エアコンの利きがよければいいのですが。 インターハイ予選もダブルスを残してやや小休止です(総合大会、定期考査等を配慮して)。 ちょっと気になること・・・。 Youtubeなどで世界大会のシングルスを見ていると、ネットにあたってインになることが少ないことに気づきました。ヘアピンではたまにありますが、スマッシュ、カットではほとんどありません。リン・ダン選手のショットは強いのでたまに見かけましたが、タフィック選手、リーチョンウェイ選手にはほぼありませんでした。 中でも、アンダーハンドからのネットにかけるエラーはありますが、オーバーハンドからのネットにかけるエラーは極端に少ないです。確実にネットよりも数cm上を狙っていると思われます。 スマッシュなどが「ネットイン」したときに「狙い通り!」なんて思ってしまうことがありますが、これらの選手は「ラッキー!危なかった・・・」としか思っていないのではないでしょうか。あくまでも予測ですが・・・。 |
外での表情
新入生を交えての初めてのシングルス公式戦です。準々決勝からは同校同士の対決が多くなりましたが、校内の試合では見せない表情を、公式戦での同校対戦でどのような課題が出てくるのかを見つめていました。
体調が今ひとつでも、切れの良い得意ショットで得点を重ね、逃げ切る選手。 普段通りの集中力で上級生をもう少しまで追いつめることのできた選手。 いつも通り相手の出方をじっくりと見ながら淡々と試合を進める選手。 シーソーゲームになりながらもしっかりと相手を見据えて試合を進める選手。 「我」を抑え、集中力の高い「ゾーン」に入った選手。 自らのパフォーマンスに溺れ、自滅する選手。 得点差から油断し、傲慢なプレーから焦りにつなげてしまった選手。 「あきらめ」という怒りが表に出てしまった選手。 「がんばり」過ぎて限界を超えてしまった選手。 筋力によるスピードを追い求めるあまり、逆にスピードが遅くなってしまった選手。 負けたあと、次への課題にしっかりと取り込もうという姿勢を見せる選手。 一人ひとりのいろいろなプレーを見ました。しかし、実力が出せなかった選手に共通して見えたのは、自分は!自分は!という「慢」の欲望が集中力を妨げ、結果的にエラーが出て、「焦り」「あきらめ」「なげやり」という「怒り」にかわり、敗北につながっているということでした。結果のイメージ(点数、エラー)から勝手に生まれてくる感情に飲み込まれて、負のスパイラルイメージが増幅してしまっています。 「考えろ!」とよく言いますが、この場合の思考は明らかにマイナスに傾きます。「こうしなければ!」という執着から離れたとき、実は集中力を取り戻すターニングポイントであるような気がします。「沈める!」「押す!」「打ち込む!」を言葉で考えるのではなく、映像で体にイメージを渡すことが大切です。そのためのきっかけとして深く呼吸し、一点に集中する。 もし、上手くいかなかったとしても、運が「まだ」なかったと開き直り、次!次!の謙虚な姿勢で取り組むことが「傲慢さ」を押さえ、「勝利の女神」も微笑みやすくなるものだと思います。 |