サービスの間
昨日は社会人の練習会で上級の選手とダブルス練習をさせてもらいました。速いスマッシュと攻撃でいい練習をさせてもらいました。なかでも勉強になったことは、ロングサービスで追い込む時の「サービスの間」でした。非常にうまくこちら側のタイミングと「突く気」をそらされてのロングサービスでした。やはりサービスでの得点力はなくてはならないと思いました。
|
「できた」喜び
久しぶりの投稿となってしまいました。ゴールデンウィークも終わり、インターハイ予選も残すところダブルスのみとなりました。生徒達もようやく新学期に慣れてきて練習に身が入ってきているように感じます。今日は初心者の生徒を相手しました。一通りの基本ストロークを終え、「次したいことは?」と聞くと、その直前まで打っていた「ヘアピン」と答えました。少しずつ感覚が良くなっていき、一生懸命に取り組んでいました。この時期の「できた」という喜びを忘れないようにして欲しいと思いました。
それにしても気温差が激しくなっています。昨日は気温30度を越え、今日は20度で体がびっくりしています。昨日はビールが美味しかったです…(^^) |
確かな意志
今日はインターハイ予選のシングルス決勝が行われました。1位が決定し、2位以下は決定戦に後日臨むこととなります。特に女子シングルスではトーナメント途中、苦しい展開がありましたが、逆転に次ぐ逆転で勝利をものにしました。男子シングルスでは、点差が開いているにもかかわらずスピードアップを試み、全力でぶつかっていました。
高校3年間でどれほどの心の成長があったのでしょうか。優勝者2人ともとても勇ましい感じを受けました。今日の勝利は今日で終わり。明日からは本選に向かって更なる精進を続けなければなりません。背筋を正し「今」に意識を集中して欲しいと思いました。 |
いつも通り
選手に「普段やってないことをするな」とふがいないゲーム後に檄を飛ばすことがあると思います。しかし、よく観察してみると、普段やっている姿がそのままゲームに現れていることが多いことに気付きます。
ゲームでは負けたくないがために、ミスをした(トリッキーな?)ショットはその後使わない(使えない)と思い込み、自分のショットのバリエーションを少なくしている人も少なくありません。しかし、練習では確かにそのようなトリッキー(?)なショットを使っている場合が多いのです。練習では使っているのになぜ試合では使う勇気が出てこないのでしょう…。 練習ではミスをしてもその原因を考えるまでも無く、すぐに忘れてしまう事が多いからです。ペナルティーがないからですね。しかし、ゲームでは相手に得点が入るというペナルティが課されるため、「ミスした」というマイナスイメージが尾を引いてしまう場合があります。 ゲームでも練習でも「今」する事に違いはありません。その瞬間のミスには必ず理由があるのです。ゲームではラリー中、後悔の念を持たないことが大切ですが、その原因を前向きに転換して解決するプラス思考が、練習でもゲーム中でもラリーとラリーの間に考えることが必要だと思います。 |
先行く不安
学校生活やクラブ活動では、ストレスのたまる勉強やつらい練習などが毎日行われているものと思います。特に1年生などは、「あと約3年この(つらい)状況が続くのか…」と先行く不安感に囚われている人も多いかと思います。先日、生徒たちに話をしましたが、まだ起こってもいないそのような未来を考えると、毎日「本当にやれるのだろうか」という不安感で頭がいっぱいの状態で生活してしまうことになってしまいます。そのような心の状態では、その日の「全力」が出なくなってしまいます。ましてや、就職してからなど「定年になるまであと○○年この会社であくせく働くのか…」と考えてしまうとやる気が失せてしまうのは当然です。
先行く未来というものは存在しません。あるのは今の瞬間だけです。変えることのできない未来を考えると、毎日全力を出すことができなくなり、全力を出せなかった日々が積み重なった未来が本当に来てしまいます。戦術的に体力をセーブすることはあったとしても、その一日に、その瞬間のラリーに全力で挑戦する姿に、その人の本性が現れるものだと思います。 |