コートに入れる
今日は「とにかくコートに入れる」を目標にオールコートノックです。シングルスコートに入れるので的は大きいです。集中すれば簡単な事ですが、余計な事を考えだすと意外とエラーが増えるかもしれません。
ルールは、 ・本数は100本 ・ノックする人(フィーダー)に羽を当ててはだめ ・エラーの数だけバツゲーム(今回は反り飛び1往復) というものです。レベル差があるので、エラー数も様々ですが、最も多かった人で29本のエラー。それ以外でも平均すると6〜8本くらいのエラーが出ます。特にエラーが増える傾向が強いのは、エラーをしたすぐ後。やはり、集中力が最初の一本のエラーによって途切れがちになっています。 ゲーム中のラリーにおいても、「簡単な」と思いがちなショットが来た時に、「これは決める事ができる」などと考えた途端に身体の動きがぎこちなくなり、エラーが出るケースが多いです。集中できていると簡単ですが、その集中力は「絶対勝つ」などという方向性では具体性に欠けてしまい、上手く発揮できないままに終わってしまいます。 ラリー中は頭で思考せずに、「打ち出す球をイメージする」という事に集中力を傾けていく事が大切ではないかと思います。 |
狙う
今日はとにかく「狙う」練習です。
スマッシュをシャトルの箱に当てる、サービスをシャトルの筒のふたに当てる、など、どれだけ時間がかかっても指定された当てる本数まではクリアできません。 実際の試合では、コートサイド(ライン際)にスマッシュを打ち込む、サービスを狙ったポイントに打ち込むなどの戦術が多く行われます。つまり、プレッシャーのかからない場面というのはもはや存在しません(ノンプレッシャーという状況はレベルに差があり過ぎます)。 目的は「集中力の持続」です。「できない」と思っているうちはできないでしょう。できると思ってもシャトルの質の差もあるので確率は下がるでしょう。でも、やるしかないのです。 自分との戦いです。上手くいった時のメンタルの状態を感じ取って欲しいのです。 数打てばいずれはクリアできるでしょう。しかし、そこは妥協してはいけないのです。その瞬間に「当てる」とイメージして打ち込まなければ、脳は活発に働いてくれません。シャトルの質の差はもちろんありますが、それさえも受け入れなければなりません。 どっと疲れたと思います。でも、天才と凡才の違いは、「どれだけ集中力を持続できたか」の差に過ぎません。余計な思考に邪魔をさせてはいけません。「当てる」ことだけ考えなければなりません。10代の選手には必要なスキルだと思います。 |
手投げノック
手投げノックをしました。ただ打っても仕方がないのでシャトルの箱をコートの4箇所に置き、それを狙わせました。回数は100本。目標は「ボディバランスを保つ」、「リズムよく動く」ことです。相手コートに入れる、箱を狙うことは大前提としてありますが。
シャトルを投げるフィーダーは、ノータッチさせないように、また、ある程度のスピードで動かすように指示しました。 100本という数は多いですが、バランスを保つためにハムストリングスを使えているか、また、終わった後どこの筋肉が疲れているか、つま先動きで無駄に力をいれていないか、息はどの程度あがっているかを確認させました。 バランスが崩れたとしても、すばやく回復できれば次のショットをコントロールできる確率が上がります。バランスを保つための体の使い方を意識できればと感じました。 |
半面へのアタック
|
「ヌサ・マハスリ」風フットワーク
早速、生徒と一緒に「ヌサ・マハスリ」のフットワーク練習をやってみました。
コート上の6点、レシーブ位置(低い位置)での4点、サイドジャンプスマッシュの2点の3パターンで、10回を10セットづつ行いました。セット間のインターバルは10〜15秒です。 最初の6点はまだまだ続けれそうでした。しかし、次の低い位置でのレシーブフットワークでは大きく足を開いての移動でかなり息が上がるものでした。 そして、最後のジャンプスマッシュ。これはなかなかのものです。終わった後はコートサイドでぶっ倒れてしまいました(笑)。 試合をイメージしてそれだけ速く大きく動けるか、また、強い球や弱い球、コースなどを意識できるか。自分の意識次第で負荷をかえられる練習なので、コートサイドでしっかりと声掛けを行いました。頑張る選手は本当に限界まで動いているようでした。 |