一時の孤立
道徳に棲守(せいしゅ)するは、一時に寂寞(じゃくばく)たり、
権勢に依阿(いあ)するは、万古(ばんこ)に凄涼(せいりょう)たり 達人は物外の物を観(み)、身後の身を思う、 むしろ一時の寂寞を受くるも、万古の凄涼を取ることなかれ 道を守って生きれば、一時(いっとき)孤立する。 権力にへつらえば居心地は良いが、その後に永遠の孤独が襲ってくる。 めざめた人は、現世の栄達、物欲に惑わされず、理想に生きる。 一時の孤立を恐れて永遠の孤独を招くな。 『菜根譚』より クラブ活動では団体行動での規律の遵守が重んじられます。もちろん大切なことだと思います。しかし、すべてにおいて右に倣えをしていると、自分の行動が自信につながらず、責任をもてなくなる恐れもあります。他人に迷惑をかける行為はよくないですが、他人を気にするあまり自分がやろうとした行動が妨げられるのは残念なことです。私は自分のトレーニングを組み立て日課としています。周りの人から「無理すると怪我するよ」とか「今いくつになったの?」という言葉をかけられることがあります。そういう言葉に惑わされること無く毎日を過ごしたいと思っています。 |