金スマ「松岡修造の熱血テニス塾」
掲示板の方で話題になっていたので録画を見ました。
私は松岡修造さんは昔からとても好きです。言葉に裏表がなく、相手を思いやる気持ちが表れているからです。 全部見れないのが残念でしたが、その中から抜粋。 「ずるく、かしこく、だます」 マレーシアのジュニアバドミントン指導方法では、 第1段階 如何なるシャトルも相手コートに入れなければならない。 第2段階 高い打点でショットする。 第3段階 より厳しい場所を狙う。 第4段階 スピードのある球を打つ。 第5段階 騙す という段階があるそうです。世界で通用するには、もはや「だます」ことは10歳くらいから実行しないと遅いということですね。 「できる自分をイメージする」 セルフイメージを如何に大きく保つか。自分を信じることができないと「どうせできない」自分が表出されてしまいます。「あきらめない」ことはその根幹にあります。 「決断力の大切さ」 視野の広さも含め、バドミントンでは0コンマ何秒で決断しなければなりません。 「コート内で謝るな」 これ、大事だと思います。ダブルスなどではミスの度に「ごめん、すみません」と言っていることがあります。お互いにお互いを信じることができれば「こんなところでミスしやがって・・・」「こんなところでミスしてしまって相手は怒っているだろう」という感情は生まれにくいと思います。すべてにおいて全力でぶつかっている訳ですから。「謝るのならこのコートに入る前に真剣に練習してこい」というのが本音でしょう。 沢庵禅師の「前後際断」が大切です。 「感謝することを忘れない」 「内観」で思い出します。私もやってみようと思っています。自分一人で生きている訳ではありません。すべてにおいて依存する関係が地球上では成り立っています。 「ミスを恐れない」 「テニスは面白いものなんだよ」この言葉よかったです。私もバドミントンは面白いものだとずっと思っています。数年間バドミントンから離れていてもやはり面白くてまた始めている知り合いが多くいます。良い仲間です。 少しですが言葉を拾ってきました。松岡修造さんは「熱いね〜」といろいろなところで言われています。中には「熱い=ちょっとついて行けない」というようなマイナスイメージを持った言葉も見られます。しかし、子供達を一人の選手としてしっかりと見つめ、大きな優しさ、愛でもって接すると自然とそうなるんだと思います。私も選手と話しているうちに私が涙をこぼしそうになることは多々ありました。相手が準備できていると真剣さは伝わります。だから、最初の目標は自分で決めないといけないんだと思います。 見終わって、私もまだまだ浅いことがはっきりと感じられました。心の奥の方に重く留まるものがあります。役に立たない生活行動の誘惑についついのってしまう自分がいます。反省(合掌)。 |
白石豊先生
ふと立ち寄った本屋でぶらぶらと探していると、「白石豊」の名前に目が止まりました。数年前から日本バドミントン指導者連盟に所属させてもらっており、この先生のメンタルに関する講義が行われたことは知っていましたが、仕事の都合上、聞きに行けず少し残念に思っていました。
本のタイトルは「本番に強くなる」です。まあ、ありきたりなメンタル本かなと思い、ちらちらと中身を見ると「セルフイメージ」の言葉が。辻秀一先生の「スラムダンク勝利学」で出てきた言葉なので「なるほど、これね」と思って読んで行くと、外的プレッシャーに対して「おう!きたか!」と言ってみようという文字に反応して購入決定。 しかし、読んでいくと、とても深いのです。「メンタルタフネス」のジムレーヤーを始め、沢庵禅師、精神集中を利用したスポーツ自然上達法の「インナーゲーム」、ヨーガ、ゾーンと呼ばれる領域など興味を刺激されるキーワードがいくつも出てきました。何よりも先生自身が「座禅」を20年以上も続けておられるということに感動し、一気にファンになりました。 「その本は今の自分に読まれるべくして読まれている」 とはまさにこのこと。本との出会いは偉大なる人物との出会いです。数日で読んでしまいましたが、私への指導書の一つとなりそうです。早速、参考文献となっている書籍を4冊ほどピックアップして注文してしまいました。 「本番に強くなる」 白石豊 筑摩書房 |