中心視と周辺視
人の目には、物の色や形をはっきりと捉える中心視と、なんとなく残像として捕らえる周辺視とあります。訓練された一流選手は時にシャトルを見ずに背面などで捉えることもありますが、多くの上級者はしっかりとシャトルを中心視でインパクトしています。なぜなら、ラケットのスウィートスポットは意外と小さいので、そこ以外に当てるとシャトルがうまくコントロールできないからです。
今日の私は、ドライブや速いアタックロブに対して、シャトルの残像しか見えませんでした。中心視できず周辺視になっていたのかもしれません。原因を探っているのですが、やはり股関節の緩みが少なく、つま先立ちの状態で対応してしまったためか…と考えています。 今日は寝る前にゆる体操をしてから休みたいと思います。 |
やる気
「やる気」
練習に意欲的に取り組んだり、今日の試合にわくわくして臨んだり。何事にもポジティブに活動する気持ちというような意味合いですが、時々、監督やコーチなどから「あいつはやる気がない」「もっとやる気があったら伸びるのに」というような言葉を耳にします。 もちろん私も知識不足からそのような解釈を行っていました。しかし、やる気の無さや活力不足は性格上の欠点や個人の弱さを反映したものでないということがわかりました。つまり、人はもともとやる気を起こし、情熱的になり、精神的に活気付くのが本来の姿なのです。 では、なぜやる気がでないのか…。皆さんも経験したことがあると思いますが、仕事や運動で疲れ果てると次に何をする気にもなれません。これは、オーバートレーニング(ストレス)のダメージから身を守るための体の防御反応なのです。つまり、強いストレスを感じることをすれば、その後「回復不足」になると「やる気」がでなくなるのです。しかし、ストレスを与えないと逆にアンダートレーニング(ストレス)となり、また、やる気は損なわれていくのです。 大切なことは、強いストレスには、しっかりとした「回復」の機会を与えること。ストレスを与えないと逆に人は弱っていくので、定期的に肉体的、精神的にストレスを与えることです。その毎日のサイクルが上手く行えると人はやる気に満ちていきます。 参考文献:ジム・レーヤー「メンタルタフネス」 |
ゆる体操続編
以前の私のバドミントンはすべて筋力に頼り、力いっぱいスマッシュし、全力でコートを動き回っていました。それで上手くいく時もあったのですが、全日本社会人という試合に出て、実業団の選手と対戦した時に、相手はスピードもあり、強いショットも打ってくるのですが、なぜか息切れすることもなく、淡々と試合を運ぶことができていました。こちらはものすごく息が切れているのに、です。
もちろんトレーニング量は違うと思っていましたが、そんなに差が出るとは思ってもみませんでした。中でも大きな「差」はなにか…。 その後、いろいろ観察してみるとボディーバランスのとり方にはっきりと違いがあると確信しました。ではボディーバランスはどううまくとるのか。 そこでであった書物が、高岡英夫氏の「センター・体軸・正中線」です。いろいろと書かれていましたが、目からうろこが落ちる思いをした考え方は、 「つま先で床を蹴る運動は筋肉が緊張するため、ボディーバランスを上手く感じることができず、修正に時間がかかるため実際に移動するスピードは遅くなってしまう。かかとの方に重心を置き、ボディーバランスをとると上半身も脱力ができ、移動などのパフォーマンスは上がる。」 ということです。バランスをとるために色々な方法がありますが、その中でも現在は「ゆる体操」を自分なりに実践しています。 |
ゆる体操
最近、高岡英夫氏の「ゆる体操」に興味を持って書籍を読んでいます。体の中の細やかな身体意識に目を向けることの大切さが書かれています。うまくできているかどうかがいまひとつ確認できませんが、感覚を感じ取れるようになるまで意識していきたいと思っています。
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