ペアと自分
今日は生徒とペアを組んでダブルスのゲームをしました。ここ最近、私のダブルスは前衛に入ってもすぐに横や頭の上を抜かれ、後衛から打ち込んだ後の次の返球に対して、センターや前へ足が出ない状態が続いていました。ゲーム中の思考は、ペアのプレーや、自分のショットの不安定さばかり考えていて、集中できていない感じがしていました。
……視野を広げコート全体を見てみました。ラリーが返ってくると、私が取らなければならない範囲はシングルスコートよりも広い、ダブルスコートであることを意識しました。つまり、時にはシングルスよりも遠くまで動かなければならないということです。当たり前のことですが、それを感じることさえできないくらい視野が狭くなっていたことを実感しました。 バドミントンはシャトルが一つ移動します。リズムとタイミングが大切なことはわかっています。しかし、ペアのショットや自分のショットでさえ打った後に結果を評価するとそこでリズムは途切れてしまいました。 「ペアが打った、自分が打ったも(考え)ない。単に相手コートへの返球と相手コートからのショットにリズムを合わせる。」 そう思った次のプレーは、ペアが攻めたドライブにリズムが合い、自分がコート前に詰めることができていました。次の機会もできればいいなと思いました。 |
高さ
「高さ」を意識させるよう、シングルスで条件をつけて練習してみました。
1.カット、ドロップ、クリア、ネット、ロブを使い、10本以上ラリーを行う。特にクリアとロブは高く、奥まで運ぶよう意識する。 2.スマッシュ、クリア、ネット、ロブを使い、上記と同様に行う。 クリアやロブは「消極的な」ショットにもつながりやすいですが、体の入り方と強さ、高さをコントロールできれば、効果的なショットにつながります。相手がシャトルに対してファーストコンタクト(コルクのみ)で打つのではなく、セカンドコンタクト(コルク→羽を触る)で打たせることによって、ストロークの速度を抑制する効果もあります。 |
「いい加減さ」
社会人の試合がありました。ダブルスでの出場でしたが惜しくも敗れてしまいました。試合を振り返ると、見事なまでに同じことを正確に繰り返しているラリーが思い出されます。つまり、「同じこと」の繰り返しで、変化が少なく「相手のタイミングや待ちを外すこと」ができていなかったように思われました。「パターン化」されてしまった原因はなんだったのでしょうか。自分の準備不足への不安感から自分のプレーのみに意識が集中し、自分のプレーを正確再現にすることが「勝つ」ことと勘違いを起こしたのかもしれません。
「逆境に負けない人」の条件という本には、「固定された(行動)パターンから抜け出せない人は、この目まぐるしく変化する世の中では上手く適応していけない」との一文がありました。良い意味での「いい加減さ」を持つことができなければ、パターン化されている行動に気付かず、そこから発見されるはずの新しい発想も乏しくなってしまうのでしょう。 「メンタルタフネス」という本から引用すると、「強い人というのは、平凡な毎日の中にも自分を強くするための「例外」を見いだし、あえてそこにつっこんでいくことによって、プチ失敗を起こし、それがその人の中で“免疫”として息づくようになる、というルーチンをこなしている」とあります。日々の失敗をしっかりと見つめ、自分の糧とするルーチンを今から実践します。 |