全日本シニア
全日本シニアが終わりました。直前のリハビリで肘のサポーターに関する情報をいただき、早速購入してプレーしてみると肘の橈骨側の痛みが半減し、リストスタンドができるようになったことでシャトルへの反応が速くなる事がわかりました。握力がまだ回復していない中でどうプレーすればいいかと悩んでいたので、心の中では「試合に間に合ったか・・・」と少し感動するものがありました。
2回戦は競った展開で、なんとか勝利し、続く3回戦はうまく突破できたのですが、4回戦のラリーが始まると、今までと違った感覚が右腕に入ってきました。フォアハンド側や上のショットに対して「肘が使えていない、手打ちになっている」、バックハンド前の球に対して「リストスタンドができていないためコントロールできていない」など、痛みはあまり無かったのですが、「もしかすると前腕の筋力が限界に来ている?」と感じるようになりました。結果は0−2で負け。 まだまだ、筋力は回復できていなかったようです。だるさを感じることも無く、ただ力が入らないという麻痺した状態になっていました。試合後はやはり指先が痙攣を起こしていました。 手術後8ヶ月。今回のシニアは出場さえも半分あきらめていたのですが、やれるだけの結果が出たように感じます。しばらく休めて、またこつこつとはじめて行きたいと思います。 |
妄想なのか…
練習ではいろいろなショットを打ち分けることができるのに、試合になると自分の打った球種の少なさに驚かされます。どういう原因で相手の逆を狙うなどの発想が実行できないのでしょうか。ラリー間には「簡単に上げない」「弱い球も使う」などと考えていますが、やはり「ミス」を恐れての選択なのでしょうか。
逆に考えてみると、相手のショットも意外と球種は少ないのかもしれません。世界トップレベルで戦ってきた人は相手のショットを本当にうまく先読みします。その判断には迷いがありません。一度見たショットは次は確実に狙っているようです。 私はまだまだ自分のショットに自信がありません。自分の打つショットにすぐよからぬ批評をしてしまいます。ラリー中に動きが止まってしまうのもそのせいなのでしょう。それに囚われ本来の自分を見失い、相手さえも見失ってしまっています。そのような状態の中で相手から良いショットが来ると、それに対応できなかった場合、その後も対応できない自分の姿がイメージされてしまいます。さらに、打たれてもいないのに、そこから「打ち込まれるかもしれない良いショット」までもイメージしてしまいます。「待ち」が広がりすぎるため構えが硬くなってしまっています。 “自分にできるはずのことを達成する勇気を、我に与えたまえ。” “達成できなかったことを受容する忍耐力を、我に与えたまえ。” “そして、この二つの違いを知る英知を我に与えたまえ。” この言葉を思い出しました。 |
「ヌサ・マハスリ」風フットワーク
早速、生徒と一緒に「ヌサ・マハスリ」のフットワーク練習をやってみました。
コート上の6点、レシーブ位置(低い位置)での4点、サイドジャンプスマッシュの2点の3パターンで、10回を10セットづつ行いました。セット間のインターバルは10〜15秒です。 ![]() ![]() ![]() 最初の6点はまだまだ続けれそうでした。しかし、次の低い位置でのレシーブフットワークでは大きく足を開いての移動でかなり息が上がるものでした。 そして、最後のジャンプスマッシュ。これはなかなかのものです。終わった後はコートサイドでぶっ倒れてしまいました(笑)。 試合をイメージしてそれだけ速く大きく動けるか、また、強い球や弱い球、コースなどを意識できるか。自分の意識次第で負荷をかえられる練習なので、コートサイドでしっかりと声掛けを行いました。頑張る選手は本当に限界まで動いているようでした。 |
良いサイト発見!
知っておられる方もいると思いますが、マレーシアの「ヌサ・マハスリ」プロバドミントンクラブのホームページ(日本語)を見る機会がありました。書かれてあることを一つ一つ読んでいくと、まだまだ私の中にあった固定観念の多さに驚かされました。
実戦にかなった練習方法が書かれており、抜粋してみると以下のようなものでした。 ○ノックは10本程度を全力で10セットほど行う。3〜5分の連続フットワーク練習などは意味がない。それならランニングをしているほうがましである。 長い時間のフットワーク練習はただの根性練習ですね。 ○ノックは息が上がってから5本頑張る。 20本、30本と最初から決めているところが実戦的でないということですね。 ○パターン練習は取れる範囲につなげるようにする。ノータッチさせては意味がない。 触ってつなげさせるところに意味があるのですね。当たり前ですが・・・。 ○構えているときのグリップは強く握っていることが多い。 これ、意外でした。今後試してみたいと思います。 皆さんもぜひ一読してみてください! 「ヌサ・マハスリ」プロバドミントンクラブ http://nusa-mahsuri.com/nusa.htm |
速いローテーション
卒業生が来てくれてダブルスの面白い練習を紹介してくれました。ローテーションを速くしながら、しかもシャトルを早く触り、浮かさないという練習です。なかなか最初はうまくいかないようでしたが、数を数えながら行うことでテンポ良くなっていきました。黄色の線上で後衛が前に移動しながら打ちます。一人1打しか打ってはいけません。あまり強く打っては返せなくなるのでハーフショットで少し弱く打ちます。なかなか楽しそうでした。
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