息子の指導!
期末考査中で早く帰宅できる機会があり、そういう時には1時間半くらいの山歩きに出かけます。時々家族で歩きますがいろいろな話をしながら歩くのも楽しいものです。いつもすれ違う息子の友人のおじいちゃんは毎日もっと長い3時間くらいの道のりを歩いておられるそうでとても元気溌剌とされています。足の衰えはそのまま気力も衰えると思っていますので、ランニングも続けますが、それ以上に歩くことはこれからも続けていきたいと思います。先日は17時くらいからしか出られなかったので途中の神社まで息子とランニングしました。最後の社までの階段がそれはきつく、しかし負けられないという意地を出しながら走り切りました(息子は合わせてくれていたようですが・・・)。
夜の社会人の練習では、あまり人数が集まらなかったので次男と練習していました。動き出しを「踵で蹴る」ようなイメージを持っていたらしく、その下半身のアンバランスさから上半身がスムーズに連動せず、動くことにとても筋力を使っているように見えました。 踵で蹴るというイメージよりも踵に体重を落とすことが動き出しのスイッチになる 動き出す方向に対して両足を縦に位置させる などを伝えました。しかし今度は上半身がアンバランス。特にラウンドの入りは転びそうに後ろ走りしています。まだまだ蹴るイメージが強く上半身と下半身のつながりのタイミングがバラバラです。右利きなので右肩甲骨を床に落とすようなイメージで半身を作りそれに伴って左手を出してバランスを維持、蹴りださないということは左足を抜いて身体を時計回りに反転させるようなことを話してみました。ややスムーズに身体を持っていっていました。 さて、今度は弟の息子とシングルスのフリー。しかし、取らなければならない!決められたくない!という気持ちが強いのか構えから力が入り、一本のクリアで奥に追い込まれます。遅れるともはや逆サイドには行けず簡単にエースを取られます。見ていると相手が「打った」時に全くタイミングがとれておらず、来た球に対してなんとかしようと「頑張っている」状態でした。息子にそれを聞いてみるとタイミングは意識していないということ。 「ラリーが始まるサービスの瞬間から歌を歌え。ラリーテンポに合う歌を選曲すること。」 そう伝えてラリーを始めると前よりはスムーズに動き出せていました。ただ、声に出して歌ってはいなかったので、何を歌っていたの?と聞きました。しかし、恥ずかしそうにその歌は教えてくれませんでした(笑)。 まだまだぎこちなさがありますが、そんな姿を見ているのも楽しいものです。 |
近畿シニア
近畿総合シニアの部ミックスダブルスに出場しました。腰痛から足の方への痺れがひどくなってきており、試合当日は医者から処方された痛み止めを飲んでの大会でした。練習でもあまりペアでコートに入れていないため、当日は不安との戦い。まず館内のランニングからウォーミングアップを始めじっくりと時間をかけようと思っていました。痛みが出る前屈などはあまり行わずとにかく寝転んでユラユラと身体を揺すってほぐしていきました。1試合目はとてもプレーが固く球がほぼ浮いてしまい前へ詰められ大変苦戦しました。試合後「ホームページを見て試合に臨みました!」と声をかけていただき「ありがとうございます!」とお答えした後(・・・今の情報は古いので申し訳ないです...更新作業を進めています...)と心でつぶやいていました。現在はホームページを印刷して加筆修正をしているところです。さて、次の試合まで少し時間もあり、どうしていこうかと考えていましたが、常山のユースオリンピックミックスダブルスの準決勝がyoutubeで見ることができたので、それをストレッチをしながら見ていました。すると、上げるところは大きく上げているのですが、前へ沈めていくハーフショットの使い方がとても巧みで、その時にはしっかりと足を入れながら打つので相手は前へ出られないでいました。強い球で押し込んだとしてもそれを切り返されればペアにも負担がかかる、強い球を打つような入り方で相手にはネットよりも下で触らせる。これは真似するしかないなとイメージトレーニングをしていました。
さて、2回戦は大阪でも決勝を戦った強豪ペアです。上手く回られると勝つのは難しいかな...とふと思いましたが、そんな思考は全くプレーに好影響を与えません。すぐに「イメージトレーニングを活かそう。笑顔を絶やさずに。」と切り替えました。試合が始まると以前よりも相手のプレーが固く見え、得点は競り合いで進んでいきました。危ないところでの相手のエラーにも助けられ、終盤点数差を付けられたことで逃げ切りました。決勝戦も大阪のペアです。以前に勝ったことはありましたが「勝ったことがある」のと今では全く違うこともあり、自分の過去の記憶に酔うことは危険だと思いました。試合が始まって、相手の巧みなネット前へのつなぎに完全に足を止められノータッチエースを取られましたが、その次はリスクはありましたが相手のそのショットにヤマを張り前へ出て行くことでプッシュで詰めることができました。これで相手はどうでてくるかを見ていましたが、あまりそのショットを使わなくなっていきました。足を入れてのハーフショットと奥への押し込みの打ち分けもうまくいき、ペアの前への詰めも功を奏して優勝が決まりました。 試合運びでは相手に得意ショットを打たせたくないという気持ちが働きがちですが、相手の得意ショットをまず体感し、対策を練る方が良い展開に持ち込めると思います。ただ、決められた瞬間に自己否定や諦めが入ると対策を立てるどころではなくなります。相手に凄いショットで決められたとしても、それはリズムやタイミング等が合っていたということもありますので、悲観せずにどうずらせば自分にチャンスがくるのだろうかという試行錯誤を始めるチャンスだと思えば気持ちを切り替えられると思います。「完全に勝つには相手に得意球を使わせる」というのはやはり本当です。 |
高校生は見える気迫を
日が沈むと体育館も下の方からす〜っと冷えてきます。川沿いのランニングも上下を羽織ってですが、空は高く夕日は綺麗で気持ちがよいです。この週末から大阪高校選手権大会が始まります。近畿上位入賞者はシードポイントがあるため参加しませんが、それ以外の生徒は数少ない公式戦なので頑張って調整しています。昨日は夜の社会人の練習に他校の高校生が是非参加したいということで本校で一緒に練習しました。うちの生徒と当たる可能性もあるのでいいのかな?と思いつつ相手をしました。おっさん相手になかなか勝てない高校生ですが、やはり若さ溢れる粘りと押し込んでくる勢いがなければ勝っていくのは難しいかなと思い、そういうところを少し話しました。技術がこなれてくると上手くかわしたり逃げたりするのが上手になって、相手のエラーを誘えることは多くあります。しかし、最後はやはり打ち込んでいく気迫のぶつかり合いで、そこから逃げると勢いをなくします。特に高校生以下のジュニアは声を出してぶつけていく気持ちが大切だと思います。
さて、私の方はというとラケットをいつも通り長めにもってプレーしていると、少しの振り遅れで球を撫でてしまい上手くコントロールが出来ない状態が土曜日にありました。なぜ振り遅れるのかわからなかったので、インパクトポイントがずれるのであまりやりたくないのですがラケットを短めに持って打ってみました。球はあまり強く打ち出せない感覚ではありましたが、タイミングが合いやすくなりそれほど球威は落ちることはありませんでした。前衛の方ではラケットの振り回しは良くなるため止められる球は多くなりました。エラーが少なくなりラリーが長くなると今度は腰が痛くなるという何とも....次から次へと....筋肉痛なので半分ありがたいのですが(笑)。今まではラケットを長めに持ってラケットの重さを利用して振り抜くということが多かったですが、とりあえずいろいろと試しながら今やらなければならない事を発揮できるように工夫は続けていきたいと思います。 |
合宿も終わり・・・
年始から始まった全日本ジュニア研修合宿に続き、この週末は近畿強化合宿がありました。前回は男子の責任者、今回は幹事ということでなかなかの日々でした。宿泊所では外部の指導者との積もる話し合いもあり、大変良い時間を過ごすことが出来ました。合宿が終わると日常に戻りましたが、少し心身ともに戻らない状態であったので、翌日は半日休暇をいただき、朝から山登りに行ってきました。山に入る前に麓の神社に初詣をすませ、その横から山道に入っていきました。空気は凛と締まり、上の方へ上がると時折聞こえる街の車の音以外は静寂に包まれています。葉の落ちた木々の枝を見ていると、少しも他の枝の邪魔をしていない様子を見て自然は凄い意思の元動いているなと感じました。時折ガサガサと歩く大きなキジに出くわすこともあります。夏はスズメバチに刺されましたが...。行き交う人との挨拶も気持ちよく、山道を掃除している方もいらっしゃいました。朝から歩くことは少ないのですがやはり朝からは良いものだと思いました。
夜間は社会人の練習会がありました。年が明けてから初めての練習でもあり、股関節の痛みもまだ若干残っているので不安でしたが、それなりに楽しく出来ました。ただ、肩関節後ろの筋肉に痛みがやや走り、スマッシュにおいて肩がまわしにくい状態になりましたが、なかなか開き直ることが出来なくて、強い球を選択している自分がいました。インナーマッスルのトレーニングを少しやっていこうかと思っています。 |
全国選抜近畿予選
今年最後の試合、全国選抜近畿予選が12月に行われました。本校は個人戦では権利を得ているので、学校対抗戦のみの出場です。第1シードのため昼からの試合になりました。緒戦は京都府です。第2ダブルスに1年生ペアが出ましたが、積極的に前に出て押し込んでいきました。ファイナルにもつれるものの上手く押し切り1ポイント。来年につながりそうないいダブルスでした。3−0で勝って決勝へ。決勝の相手は滋賀県です。やはり11月の時に比べて強くなっている様子で、兵庫県をしっかりと破って勝ち上がってきました。第1ダブルスは上手く沈める球を使いながらリードを奪い1ポイント先取。第2ダブルスはファイナルにもつれ込みました。11点を先取してチェンジコート。そのままリードして17−12まで行きましたが、そこからの2ポイントを取られたことに納得がいかなかったのか何となく嫌なムード。17−14の時に「ここがヤマかもしれないな〜」と感じました。しかし、相手の前に出る勢いは止まらず、こちらはぶんぶん振り回すだけの棒球。相手の目先を変えるような高低差、左右の変化があれば相手が出てきたとしても相手の勢いにも変化は生まれるのですが、もっと強く、もっと速くと考えてプレーしても、そういう「考えた」ショットは実はそれほど強く速くはなりません。逆に浮いたり遅くなったりしてしまうものです。「相手にしない」という逃げではない、戦術の変化が出来るかどうかがこういう状況では試されるのだと思います。攻める=スマッシュ、守る=ロブ、クリアという固定観念はプレーの幅を狭めます。何が得点につながるかは本当にわかりません。一辺倒の戦術では相手の変化についていけません。「自分のプレー」よりも「得点できる確率の高いプレー」をどう選択できるか、そこが難しいですが挑戦すべき課題だと思います。
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