勝つイメージトレーニング
インターハイ予選がはじまりました。シングルスでは3年生が優勝し1位代表を決めました。1年生の猛追を退けての勝利に、本人も一安心のようです。しかし本戦は8月。更なる目標に向かってイメージトレーニンングするように話しました。
「思考は現実化する」といわれますが、プラス方向にもマイナス方向にも働きます。それならばプラス方向に事を運びたいのが本音でしょう。 「優勝するイメージ」 朝の風景から試合までをイメージ→優勝した瞬間をイメージ→一番伝えたい人への感謝の言葉をイメージ この流れを目をつぶり静かなところで行いましょう。感性豊かな人は感謝するシーンで涙がこぼれるかもしれません。このように情動へつなげることでより強力にイメージが鮮明になってきます。 ただし、イメージだけではうまくいきません。やはり継続した練習が大切です。質も大事かもしれませんが練習を継続していく中で常にフィードバックを行い、創意工夫していくことが大切だと思います。 同じ内容でも(外から見れば)より実戦に近づけることができますし、身体を意識する部分を強めるのは本人しかできません。内的動機付けをいかに強めることができるかが今後の課題となるでしょう。 |
経験を心に刻む
先日の連休は生徒4名を連れて京都の実業団チームへ練習試合に参加させていただきました。大学生とは違う緊張感の中で朝からきついショットを受けて生徒達も踏ん張っていました。体育館の床が少し固かったので疲れがいつもより早く、夕方には足が止まる選手が続きました。
バドミントンはやはり足が命です。いくら器用でも小手先で騙せるレベルはまだまだ低いものだと感じます。目の前のショットに如何にバランス良く足を入れていくかが本当に大切であると思いました。 したがって「今のは取れてた!」とつぶやく様は逆に原因をはっきりとつかみ切れていない「悲しい」経験の積み重ねに終わるかもしれません。くれぐれもこの言葉は使わないように気をつけています。エラーには必ず原因があるものですし、過去に執着する原因にもなります。 連休後半はいよいよインターハイ予選が始まります。悔いの残らない高校生らしい試合を見たいものです。まだまだ人生始まったばかり。人生は皆平等、必要な時に必要なことが起こるものですから。負けるが勝ちかもしれません。 「すべてのものは移りゆく。怠らず努めよ。」(釈迦) この言葉、身に刻んでいます。 |
言葉のリズム
桜にも葉が混じり、いよいよ春本番です。しかし、新学期の疲れからか体調を崩す人が後を絶ちません。この山を乗り切れば大丈夫だと思うのですが、もう少しの辛抱だと思います。
私自身も体調は下降気味だと感じています。そういうときは奮起して「頑張る」のではなく、いつものトレーニングルーティンを丁寧にゆっくりとこなすことに集中するように心がけています。なかなか結果につながらない鍛錬ですが、人生とはそういうものだと思っています。少し読書から離れてしまっているので、これは奮起して「ぐんぐん」読まないといけないと思っています。 「下学雑話」森信三語録 を手に入れ少しずつ読んでいます。分かりにくい表現も今はまだ理解できない時期だと気に留めず、言葉の流れ、リズムを意識して読み進めています。 詩や祈りにも通じるリズム感はやはり魂の原点です。 |