国体で得たもの・・・?
千葉国体が終わりました。緒戦がすべてのトーナメントでしたが、「運」がよく3位まで行くことができました。選手達にとってはいい経験になったと思います。
5泊6日という長期滞在でしたが、交通の便が悪く、時間計算に追われまし。まだ5時半起きの習慣が抜けません。ふと目が覚めてしまいます・・・。 佐藤選手(千葉県)の試合を久しぶりに見ました。アタックの速さと正確さはやはり凄いものでした。その上を行く世界の選手達はもっと「高さ」をうまく使うのだろうと思いました。 今日は生徒達はストローク練習をしました。クリアとカットの打ち分けですがクリアは甘く、カットは浮いていて長い・・・かミス。しかし、しつこく続けるとコントロールしていく様子が分かります。優勝県の選手は「ミス」しそうにないインパクトを連続させます。 今の高校生に必要なのは「凄いショット」よりも「ラリーの組み立て方と正確さ」なのかも知れません。根底に「ぶれない体勢」はもちろん必要ですが。地道なストローク練習を如何に試合をイメージしてできるか。周りからの「声掛け」も大切ですが、本人の「意識」が上達への大きな割合を占めることは言うまでもないでしょう。 |
思考の果てに
全日本ジュニアの引率に来ています。今日はダブルスがありました。実力が出る、出ないはウォーミングアップ、それまでの練習に関わらず、本当にわからないものです。確率的には高めることができますが。
直前まで大丈夫と思っていたことがラブオールのコールとともに・・・サービスエラー・・・あるんですね。確率的にも。 乗り越えるために、いつのも動作が必要だと感じます。スイッチともいうべきラリー前の動作はリラックスとともに自信を与えてくれます。自信(自身)は“ゆるみ”に近づけます。 「勝てそうだ!」 「(点数を離された状況で)やばい!」 どちらとも結果を予想したよく似た思考です。どう乗り越えればいいのでしょうか。 「集中力」ではないでしょうか。ある一点に思考を集中させます。しかし、サービス周りの戦術はパターン的に予想しておく必要がありますが。 「音」「シャトル」等に意識を集中させれば、体は反応してくれます。その心の切り替えをその状況で行うことができるか。普段の練習、ゲーム練習での“真剣”勝負が活きてくるのだと思います。 「(その思考に)負けた後が肝心」なのです。 自分が思いたくもないのに状況によって考えてしまうマイナス思考。過去の記憶からの心のいたずらです。「これは自分が考えたことではない」「これは自分自身ではない」「これは自分ではない」と受け流し、客観的に見つめることでその思考は消えうせます。呼吸とともに流してしまいましょう。 |
上海親善試合
2年に一度行われる上海市との交流戦に生徒達と上海市に行ってきました。4年前と同じ上海体育学院の選手達との試合でした。
今回は前回に比べ、バドミントンをする時間が少なかったのですが、生徒達はコートマットで全力でプレーしていました。今回は上海の余った選手達が私たち引率陣も相手してくれ、とても満足でした。 まず、上海の選手の基礎打ち。普段はどうかわかりませんが、とにかくネットに絡むショットが多く、コントロール力の高さが見えました。試合ではネット勝負、特にクロスネットで決められるラリーが多かったのも印象深かったです。 そのコントロール力はスマッシュの角度にも活かされるのか、スマッシュの角度は自由に変えられているようでした。空中での“タメ”から打ち分けられるスマッシュとドロップはこちらの体力をすぐに奪い取ってしまいました。そのためにも“力み”はありませんでした。 3日目は15才くらいの選手が相手になりましたが、こちらはなかなか勝てないようでした。凄く気合いの入った試合内容でした。 上海万博にも行きましたが、人、人、人!!!!!ものすごい人数です。おまけにみんな割り込み自由!どっと疲れてしまいました。 |
全国中学校バドミントン大会
岡山県倉敷市開催の全国中学校大会を見に行ってきました。会場では中学生と思えないような巧みでスピーディーなプレーに驚かされました。私が出場したころはナイロン球でだったのでスマッシュしたほうが勝っていたような・・・。
レベルが高くなっていることはわかっていました。パワーこそ高校生よりも劣りますが、みんなとても上手です! 会場では父兄の方々の黄色い声援が響き渡っていました。凄く盛り上がっていました。 男子は富岡一中が埼玉栄中を破り優勝しました。 今日は岡山からそのまま国体予選に出発です。来週は少し休みたいと思います(^^) |
体の奥深い使い方
後ろの球に対して肘を速く後ろに大きく引き、準備する動作は、より安定したショットを引き出すものと考えていました。しかし、それは見た目からの判断。富岡高校のM君のプレーを見て肩関節の柔らかい使い方に驚かされ、早速実践してみると、肘を大きく引くのではなく、肩関節を後ろにずらすという肘の引き方であることがわかりました。その方が肘に余計な力が加わらず、手首も柔らかく変化をつけることができました。
トップクラスは自然に行っていると思うのですが、シニアな私はまず意識。そこから繰り返すことで自然に行えることが大切であると考えます。手首の自由度が下がるということはショットの多様性も消えるということです。体幹につながる肩関節、股関節の使い方の奥深さは底が知れません。 |