勝手に脳内ストーリー
インターハイも終わり、朝夕が少しずつ涼しくなってきました。新メンバーによる地区予選がもう既に始まっており、8月末までジュニア予選、国体予選もあり、スケジュールが一杯です。
今年は中学校の近畿大会、全国大会を見に行く予定です。全国の男子では埼玉栄中、富岡中が気になるところです。 それにしても大阪の地区予選大会はものすごい試合数です。女子シングルスは1000人のエントリーを超えています(2部を含め)。試合日程の短縮をして欲しいところですが、なかなか難しいのが現状です。 ・・・と、これからの予定を考えながらすこし憂鬱になっている自分がいます。全体として考えるのではなく、「今は○○をする」と瞬間瞬間の所作に集中することが大切であることを思い出しました。学校の練習でも「あと一年後には○○になっているんだな〜」と考えることは無意味な妄想。妄想が勝手に脳内ストーリーを作っていきます。その心の反応をしっかりと見つめて突き放してあげ、瞬間瞬間にそこに存在することが大切です。 |
インターハイ個人戦
インターハイが終わりました。沖縄は大阪よりも気温が低く体育館は少し熱さがましでした。
ダブルスは、サービス周りの技術レベルが高く、勝ち上がるためにはその当たりをもっと戦術的にも技術的にも高めなければならないと感じました。 シングルスは「どう準備して試合に臨むか」という部分に関してまだまだ未熟なところがありました。 それにしても埼玉栄高校の上位独占はいつまで続くのでしょうか・・・。 |
インターハイ学校対抗
沖縄県は雨で湿度高い中、インターハイ学校対抗が行われました。緒戦から競り合いました。3回戦では紙一重の勝負に敗れました。いろいろな出来事が起こりました。生徒達は悔し涙を流していました。私はただそばで見守るだけでした。
悔しいですね。負けると。 勝ち、負けは、、、、 |
心・・・体・・・
明日からインターハイに出発です。開催地は沖縄県です。
気温、食事等いろいろと気にかかるかも事もありますが、やはり強い人が勝つのだと思います。周りの環境のせいにせず、少しでも試合に集中できるよう生徒達には話しかけたいと思っています。条件は皆同じです。 今日は社会人のリーグ戦に出場してきました。体育館は暑くなっていましたが、まだまだ学校の体育館には及びません(笑)。 ダブルスに出場しましたが思うようなリズムが作れず、手探りのラリーとなってしまいました。自分たちのスタイルを見失ってしまうといとも簡単に隙間ができてしまうものだと痛感しました。“間”の作られ方次第で、ラリー中に余計な思考を起こさせられてしまいます。 「あ、また抜かれた・・・」 「あ、この球は落とさないと・・・」 「次のスマッシュは強く返さないと・・・」 自分の枠にはまらないプレーを見せられると、“我”が余計な思考を始めます。よっぽど不利な状況が(瞬間的にも)嫌なのでしょう。“怒り”が増幅し、冷静を装う表情も強ばってきます。表情が強ばると上半身のみならず全身が強ばっていました。 ファイナルゲーム後半、背筋の違和感から肩関節をまわし、首をまわすと「ボキボキと・・・」凝り固まっていました。 表情を冷静に装う事はいわば自分への偽り。どこかにひずみが生まれます。でも、相手に弱みを見せたくない慢の欲求のため、余計に自分を偽る・・・! 集中力はある一点に集中する事で生まれますが、体の準備ができていないのに強制的に思考を押さえてもうまくいきません。心を体全体に広げ、いろいろな部分の違和感をいち早く察知し、それを感じて修正してあげる事も大切である事がわかりました。 ゲーム中、汗をかいていても、体が凝り固まる事は十分に起こりえます。おそらく呼吸も早く浅くなっていたに違いありません。心を整えそこから放れ、体の感覚に注意しながらそこにも執着しない。まだまだその感覚はつかめません。 |
緩急の差
サッカーワールドカップも準々決勝に入り、昨日はドイツ対アルゼンチンという好カードの対戦となりました。結果はドイツが勝利しましたが、「技術的に凄い」とまでは私素人にはわかりません。ただ、いろいろな予選リーグでよく見られた「当たられたら(当たってなくとも)うまくこけてファールを誘う(?)」という光景は格段に少なく、タックルで当たってきてバランスを崩したとしても、ボールへ意識がしっかりと向いていて、次への対応が速かったのが印象的でした。
サッカーなどは接触プレーがあるのでうまくファールを誘う事も技術の一つかもしれませんが、見ていて何となく気分のいいものではありません。それはそこに「偽り」があるからかもしれません。しかし、本当に強い選手達はその「当たり」を乗り超えるバランス能力を身につけうまくかわします。「強い当たり」が普段の練習で当たり前なのかもしれません。サッカー漫画の「イレブン」を思い出しました。 また、役割がはっきりしているのか、あまりプレーに関係がない時はフィールドをゆっくりと歩いていました。ただ、役割が来た時のスピードアップはとても速く、フットワークの緩急差に驚きました。 バドミントンでもスピードが速いだけでは勝てません。ショットとフットワークのスピードに緩急の差をつける事が、相手のタイミングを狂わせ、また、自分の体力をコントロールできるものと思います。「強く、高く」は必要ですが、勝つためにはそれだけではないという事ですね。 |