真面目に過ごす
君子は練達ならんよりは、朴魯(ぼくろ)なるにしかず、
その曲謹ならんよりは、疎狂(そきょう)なるにしかず 万事に如才(じょさい)ないよりは、いくらか間が抜けているほうが、 また、ばかていねいよりは、一本気でぶしつけ、ぶっきらぼうの方が人間として信用できる。 『菜根譚』より 要領がいいことはとてもいいことだと思います。しかし、余計な事を計算する(私利私欲を求める)人は信用し難い障壁が生まれてしまうのも事実です。「世渡り」の上手下手が話題に上ることもありますが、「真面目」に生きている人はそれに見合う信用を受けるものだと思います。「気分転換、リフレッシュが必要」と言われるかもしれませんが、その瞬間を真剣に取り組むことが習慣となれば、意外と苦痛は伴わなくなると思います。 |
一時の孤立
道徳に棲守(せいしゅ)するは、一時に寂寞(じゃくばく)たり、
権勢に依阿(いあ)するは、万古(ばんこ)に凄涼(せいりょう)たり 達人は物外の物を観(み)、身後の身を思う、 むしろ一時の寂寞を受くるも、万古の凄涼を取ることなかれ 道を守って生きれば、一時(いっとき)孤立する。 権力にへつらえば居心地は良いが、その後に永遠の孤独が襲ってくる。 めざめた人は、現世の栄達、物欲に惑わされず、理想に生きる。 一時の孤立を恐れて永遠の孤独を招くな。 『菜根譚』より クラブ活動では団体行動での規律の遵守が重んじられます。もちろん大切なことだと思います。しかし、すべてにおいて右に倣えをしていると、自分の行動が自信につながらず、責任をもてなくなる恐れもあります。他人に迷惑をかける行為はよくないですが、他人を気にするあまり自分がやろうとした行動が妨げられるのは残念なことです。私は自分のトレーニングを組み立て日課としています。周りの人から「無理すると怪我するよ」とか「今いくつになったの?」という言葉をかけられることがあります。そういう言葉に惑わされること無く毎日を過ごしたいと思っています。 |
インフルエンザ
インフルエンザが流行っているようです。私の家族は「A型」だったのですが、病院に行くと「B型」の人もたくさんいました。この気温差の激しい日々は抵抗力が下がってしまいがちです。ここ数日は特に気を引き締めて生活を送っています。
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卒業式予行
今日は卒業式の予行がありました。私は担任を持っているので生徒の名前を読み上げなくてはなりません。今日はその練習がありました。
マイクの前に立つまではなかなかいい緊張状態だな〜と感じていましたが、読み上げていくうちに目線を動かす動作が入ってしまいました。順番飛ばしに注意し、名前の読み間違いに注意し…、徐々に読み上げが早くなっていることに気付きました。やはり硬くなっていました。「心を平らに…平らに…」読み上げながらも意識ではそんなことを自分に話し掛けていました。名前を読み上げながら、心では自分と話をしている不思議な時間を過ごせました。明日は本番です。腹に気を込めて挑みたいと思います。 more>> |
緩めた瞬間
先週の日曜日試合がありました。15点3ゲーム、サービスポイント制のダブルスに出場し、1−1のファイナルゲームを迎えました。相手の強いショットに「対抗」する意識ばかりが働き、ラリーの主導権を握れないでいました。スマッシュやドライブに対しても、強すぎる(アウトであろう)ショットに手を出してしまい力みがいっそう強くなるばかり。12−12オールであったと思うのですが、相手からのドライブショットを見た瞬間にシャトルのコルクがはっきりと見えました。もちろん半身になって見逃し「アウト」。そのまま15点に達し勝つことが出来ました。
力んでいる時はシャトルが白い線のように見えていたのを覚えています。しかし、力みが抜け緩めた時はシャトルがはっきりと形で見ることが出来ました。周辺視ではなく中心視ができたからということもあるかと思いますが、試合の最初から最後までミスがあろうとなかろうと「緩め!緩め!」と意識しながら身体を動かしていたのが功を奏したのかもしれません。今でも勝ったことよりその瞬間のイメージが頭から離れません。 |