4コマ漫画で仏道の勉強
家出空間に掲載されている仏道を説く4コマ漫画がまとめられて『煩悩リセット稽古帖』<小池龍之介著>という本になっています。
現在、私のかばんの中に常駐している本ですが、キャラクターの雰囲気がとてもよく、わかりやすく「心」の仕組みが説かれています。今までいろいろな本を読んできましたが、難解でなかなか頭に入りませんでした。しかし、小池住職が書かれた本は私のような一般庶民にわかりやすく実践方法を含め書かれています。なかなか時間が作れませんが、一度は御住職の月読寺での座禅セッションに参加してみたいと思っています。募集開始から1時間ほどで満員になってしまうほどの人気実践講座で、多くの人たちが今、まさに求めているものなのでしょう。 |
アドバイス・・?自己主張・・?
小池龍之介住職の指導のもと、自分の感情を眺めてしばらく・・・。
私は一応、指導者という立場なので選手達からアドバイスなどを求められたりもします。目が行き届いていない時は、適当なことを言うのではなく、率直な感想を聞くことにしています。 しかし、じっくりと見ることができている時、しかも、これは伝えた方が良いなと思った時は、選手達に話をします。しかし・・・そういう時に限って、「同じ話が何度も出てくる」「話す口調が速すぎる」という現象を起こしてしまいます。 「あ〜また同じことをしゃべっているな〜」とか、「速くしゃべりすぎて呂律が回っていないな〜」と途中で気づくことがしばしば。マシンガンのようにしゃべってしまうと、聞いている方は不快感しか感じず、内容は頭に入りません。さらに、その表情を見て「わかっているのかな〜」という不安感(怒り)の感情が起こり、自己中心的な押しつけが始まり、さらに声を強めてしまう・・・。しかもこれは、相手の様子を見た直後、ほぼ反射的に起こってしまいます。悪循環!!! 自分の声を自分でじっくりと観察することが大切であると「考えない練習」に書かれてありました。もし速くなったり、繰り返しそうになった時は、「間」を恐れずに、作ることが大切です。 おだやかな表情で・・・たおやかに・・・ゆっくりとした口調で・・・間を味わえるようなアドバイスをしていきたいと思っています。 「考えない練習〜休脳のススメ〜」小池龍之介著 |
小池龍之介ご住職
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イライラ
毎日いろいろな出来事が起こり、いろいろな感情が生まれては消えていきます。
喜び、悲しみ、怒りなどはその原因が分かっていることが多いですが、「イライラ」は原因がわかってないことが多いそうです。 イライラは、落ち着きをなくさせるし、それを相手にぶつけないとたまらないような性格を持っています。なぜなのか。イライラは「見通しのなさ」の反応として現れているからです。イライラが始まると「何かを見通していないからだ」と心の中で言ってみて、目を自分の中に向けてみる。 イライラは自分の何か、―多くの場合何らかの欠点に関わること―を見出すのを防ぐために、相手に対する攻撃として出てくることが多いのである。 この言葉を見た時に、気づくものがありました。ダブルスなどでよく起こるイライラ。本当はペアのせいではなく、自分の中の欠点が出ている時に、それを隠すための攻撃反応としてイライラが起こっているのです。心を乗り越えるのは、まずその心を見つめてあげること。心の不安感を「あ、今不安を感じているんだな」と見つめ、深く呼吸することで流していきます。 「こころの処方箋」河合隼雄著 新潮社 |